同友会ニュース−活動報告
倉吉支部 12月準備例会 報告のまとめ
何のために経営しているのか
●とき:12月3日(火)18:30 ●ところ:倉吉体育文化会館
『 経営指針を創る会に参加して 』
~ 今こそ皆で考えよう 経営指針とは何か ~
報告者:(株)やまさき 代表取締役 山? 慎也 氏
鳥取同友会 米子支部
報告者:(有)けあホーム 取締役 金田 洋子 氏
鳥取同友会 米子支部
なくてはならない企業づくりを目指して
去年、先代との社長交代劇から、もっと学びを深めたいと臨んだ山?さん。会社を強くしたい。自身が会社に指針が要るんだという強い思いで「経営指針を創る会」へ。卒業後、まず自分から変わろう、そして出来る事からやろうと「5S」への取り組みを開始。始めると社内で今まで見えなかった点が見え出します。
しかし、受講の最中どこまで自分の内面をさらけ出せばいいのか悩みます。それでは会社の過去の分析が甘い!暗い!など、厳しい指摘が次々に飛び交います。そんな中でショックを受けながらも「安心」という言葉を軸に「なくてはならない企業」へと経営理念を完成されます。
幸せのキーワードは「笑顔の花」
亡き母はデイサービスに行くのを嫌がりました。そのせいで当初から「明日も行きたいデイサービスにする」という気持ちが強すぎる程あったという金田さん。卒業後はずっと自身との内面の戦いだったと振り返ります。想いだけはスタッフに始めから伝わっていました。ですが、意識の共有が出来た事によって、より一層お互いが信頼出来るようになった事を実感します。
「経営指針を創る会」の最中には「私はあなたの会社では働きたくないです」と衝撃の言葉を突き付けられます。そんな中、スタッフと自分の心の距離に気付き、迷いながらも「笑顔の花」というキーワードを軸に利用者さんだけではなくスタッフの幸せも願う気持ちを込めて経営理念を完成されます。
先代との距離が縮まった
過去分析の甘さを指摘されるも、最後には出張先の先代を捕まえて話を聞かせてほしいと電話。その際、先代は嬉しそうに語ったそうです。「昔は自分も色々と試したもんだよ」と。今回の「経営指針を創る会」への参加で先代との距離が随分と縮まった。そして覚悟もできた。これからも「経営指針を創る会」で学んだ事をずっと考えていきたい。と締められた山崎さん。
任せることで気付いた
「社員に任せる事で、初めて社員がどれだけ会社の事を考えているのか。それとこんなにも色々な事が出来る力があるとは正直思っていなかった。とても大きな気付きと発見ができた。」最後には「お母さんごめん、そして今までやってきた大きな力になってたよ。ありがとう。」と本心から一言を言われた金田さん。これからも会員一同、皆で共に学び、共に気付き、共に育って行こうと強く思える素晴らしい報告でした。
報告:米子支部例会委員会 (有)福島商店 福島 正剛
グループ討論テーマ『あたなの会社で社員さんとビジョンを共有するために必要なことは何ですか?』