同友会ニュース−活動報告

鳥取支部 11月大例会 報告のまとめ

社員もお客様も幸せになれる企業づくりをめざして!

㈱タニシ企画印刷 代表取締役 田河内 秀子 氏 広島同友会 中支部長   ●とき:11月13日(水)18:30~21:00 ●ところ:ホテルモナーク鳥取

          『社員と共に成長し、誇りある企業をめざす』

   報告者:㈱タニシ企画印刷 代表取締役 田河内 秀子 氏
                             広島同友会 中支部長   

 現在は、印刷会社の社長をされている田河内さんだが、元は看護師。結婚を期に、旦那様の起業された印刷会社へ入社。経理・工程管理・営業など、人手が不足すればその仕事をし、旦那様の経営を援けてこられました。しかし、経営に携わっている、という感覚はなく、お手伝い感覚であったと振り返られた。

   当時、のぼり調子の業界にあって、起業後順調に売上を伸ばされてきたが、バブル崩壊・パソコン・プリンタの普及により、業績にかげりが見え始める。将来に夢を描けなくなり、一時は会社をたたむことも考えられたが、税理士事務所に大した負債じゃないと言われ、田河内さんご自身が経営者となり、続けられることとなった。
 そんな折、介護保険がスタート。当時介護業界には分厚い資料しか無かった。田河内さんは印刷会社の経験を活かし、使いやすい小冊子を作成、周囲のケアマネージャーの方々に販売された。この時は、それ以上のことはされず、小冊子作成のことは忘れていかれた。

   しかし、3年後、売上がひどく落ち込んだ年のこと。かつて小冊子を買われたケアマネージャーの方から、介護保険改訂に伴い、改訂版を作って欲しいという要望が寄せられた。これはチャンス!と、改訂版の作成・販路拡大、その後リニューアルし安定的な売上につなげていかれた。その他、アンケートを元に「こんなのが欲しい!」を形にされ、全国へ発信・販売されるようになった。さらに今では、印刷の枠を超え、アプリの開発にも着手。介護施設の事務仕事を軽減したいという境地に至られた。
 果敢にチャレンジを続けられ、ぐいぐいと㈱タニシ企画印刷を牽引してこられた田河内さんだが、同友会に入会し、「会社は社長だけのものじゃない」「社員を育て、社員が夢を持って働ける会社にしなければならない」「10人いたら1人は新しい仕事をつくっていかねばならない」そして、「会社は、存続していかねばならないのだ」など学ばれる。

  現在は、「㈱タニシ企画印刷とは!?」を追求され、「社員一人ひとりが楽しく出社できる会社にしたい」「社員一人ひとりが経営に参画し、自分の会社だと自負できる会社にしたい」と取り組まれ、そういう会社づくりをすることで、社員もお客様も幸せになれ、これからもずっと続く企業となるのだ、と語られた。
          報告:例会委員会 ペペネーロイタリア館 木下 陽平

グループ討論テーマ 『あなたの描く5年後のビジョンとは?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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