同友会ニュース−お知らせ

倉吉支部 9月準備例会 報告のまとめ

縁と出会いとタイミング

㈲福島商店 福島正剛 氏 鳥取同友会米子支部幹事       ●とき:9月11日(火)18:30 ●ところ:倉吉未来中心

         『次代で会社を潰してなるものか!!』
        
      ~あなたは自分の変革スイッチを押しましたか?~

      報告: 有限会社 福島商店 福島正剛 氏
                        鳥取同友会米子支部幹事

 ㈲福島商店は90年前、安来で味噌の卸問屋が始まりで、現在は社長夫妻、社長の弟さんが専務と家族中心ではあるが17名の社員とで食品工業団地で漬物の製造、漬物・味噌の卸しが主業務の製造業の会社です。
 福島氏は地元の米子市の商業高校を卒業し、コンピュータの勉強をするため京都の専門学校へ。卒業後、企業へ就職せず?フリーター生活を続ける中、なんとなく帰省し、すぐに家業の福島商店に入社せず、フリーターの生活が続く。

   福島商店で経理を担当されているお母様の体調不良にて、お手伝いをするため、8年前福島商店へ入社。「まわりからは社長息子が帰ってきた。」と見られるが、経営者になることは考えていなかった。
 社長のお友達より同友会の入会のお誘いが、しかし社長は自分ではなく息子である福島氏へ勉強するなら応援するよ、ということで同友会へ入会。
始めは熱心に例会で勉強していたが、ただ出席して聞くだけだったと、しかし役員となり例会を運営するうちに同友会が楽しくなってきた、経営者の責任とは?と考え始める中、『経営指針を創る会』へ参加することに。この学びが大きく本気で後継者になる決心をする。
 そんな折、頼りにしていた勤続12年の工業長が経営方針の違いから、レシピを持ったまま、引き継ぎもせぬまま突然退職する。その穴埋めをするはずの社長も大怪我で入院することに。製造を担当の社員も交通事故で自宅待機に。地元の大型スーパーとの新規取引も開始と、大きなピンチですが、これはチャンス?それまであまり仲が良くなかった社長と専務がコミュニケーション密に取るようになる。それは社長と福島氏も同様であった。

   大切にしている言葉として『縁と出会いとタイミング』いろいろな縁があり、今考えているのが砂丘ラッキョの酢漬け。地産地消。酢漬けなので品質安定が簡単なので県外への販路も考慮可能、と将来性もある。地元の焼き鳥屋さんとの取引の話も。
今後の目標は、言葉では伝わりにくいので態度でわかってもらうように。自信を覚悟に変えていく。卸問屋を脱出する。社内の声を聞いていく。迷ったらGO。社内に「ありがとう」等々盛りだくさんの福島氏。最後に報告の場を頂いけてありがとうございました。と締めくくられました。

                  報告:倉吉支部準備例会担当 内田 靖子

 

グループ討論テーマ『あなたにとって、変えたい(変わりたい)点は何ですか?(自分? 会社? 環境?)』 

 

 

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