同友会ニュース−活動報告
倉吉支部準備会 2月例会報告のまとめ
経営者には、経営者となる覚悟(自覚)が必要!!
●とき:2月8日(水) ●ところ:倉吉未来中心 2F セミナールーム7
『経営者としてやってはいけないこと』
~ 失敗から学ぶ経営者に必要なこと~
<報告者> CS&C 代表 内田 靖子 氏
鳥取同友会 米子支部
専門学校卒業後、病院へ就職されたが10ヶ月で退職。その後、『ソフト開発をしたい』という思いもあり、コンピュータサポート事業の会社へ転職され、社内にサポートチームを立ち上げるなど充実した日々を過ごされた。しかし、思いがけない出来事が・・・
先代社長が突然の入院。一番年長だからと取締役 → 社長就任。しかしながら、社長業・経営は全くの素人。社内に相談できる相手がいない現実を知る。
そんな時、取引先の専務から同友会の存在を知り、『経営の勉強が出来るのであれば』と、即入会される。そして、例会の報告者として会社理念を発表。
その後社内で発表し『お客様の事を思っていると聞き、安心した』と言ってもらえたと同時に、社員を不安にさせていたのだと気付かれた。更に、経営指針セミナーに参加。重点目標が見つかり、実践を重ねていく事で会社もよくなり、お客様との関係も良好になり、経営者として認められたと実感された。
しかし、同友会理念に反し、社員を退職させてしまう。追い討ちをかける様に、2005年1月、朝礼時の経営指針発表前、突然4人の社員が『辞める』発言。先代社長の奥様が社長を差し置いて事前に相談していた事をその時に知る。奥様とのコミュニケーションが取れていなかったと痛感された。会社も1月末日を以って閉業。同時に同友会も退会された。
しかし、かつての同友会仲間の後押しもあり、1年3ヵ月後、現会社立ち上げと同時に、同友会復会を果たし、ご活躍されている。
・経営者となる覚悟(自覚)がないまま、経営者にならないでください。
・後継者教育、引継ぎのないまま、後継者に引き継がす事をしないでください。
・『経営理念』『経営指針』のないまま経営者とならないでください。
・ 『経営理念』『経営指針 』を『絵に描いた餅 』にしないでください。
・ 社員のクビを切ったり、会社をたたまないでください。
幾多の困難を乗り越えられてきた内田さんの報告は、一言一言に重み・ 説得力があり、改めて、我々経営者に多くのヒントを与えていただき、内容の濃い例会となった。
<報告>㈲鳥取オートガラス 山根 智
グループ討論
討論テーマ:『経営者として、本当に必要なものは何ですか?』