同友会ニュース−活動報告
鳥取支部設立総会記念講演 報告のまとめ
ほんまもんの経営者になろうと思ったら、少なくとも、1万時間の勉強をしないといけない
●とき:5月24日(月) 18:00 ●ところ:ホテルモナーク鳥取
『時代の転換期に経営者に求められるものとは』
~今、経営者がなすべきこと~
㈱エステム 代表取締役会長 鋤柄 修 氏
中小企業家同友会全国協議会 会長
今は従業員数420人の会社だが、立ち上げ当初は家族・友人のみ数人で始まった会社だった。そこからの成長の鍵は何であったか。商売の視点、ターゲットの絞り方、徹底的な社員教育など、ご自身の経験談を話された。
この度の不況は、100年に1度の景気の悪さと言われたけれど、アメリカにとってはそうでも、日本にとってみたら、戦後まだ100年経っておらず、そんなことはない。都合の悪いことを、人や世の中のせいだというのは、負け犬の遠吠えだ。
中小企業は、大企業と同じことではなく、穴場を狙わなければいけない。経営者は、10年後を考えて、社員を教育し、商品・サービス開発をしていかなければならない。そして、その時、きちんと目標設定をしなければ、対策をしても、場当たり的な、その場しのぎの改善にしかならない。
そして、有名ピアニストの例を出されて、ほんまもんの経営者になろうと思ったら、少なくとも、1万時間の勉強をしないといけないと説かれた。1万時間というのは、毎日2時間していても、15年はかかる。中小企業の経営者は、金も時間も公私混同してしまいがちだが、きちんとけじめをつけた生活を送らなければならない。そうして、苦手な人も多いかもしれないが、勉強する時間をとるようにしなければならないのだと、話された。
例会委員会 副支部長 植木 仁美