同友会ニュース−活動報告
米子11月例会 報告のまとめ
美味しさで、お客様の微笑みを!!
日時:11月11日(水)18:30~21:00 会場:米子コンベンションセンター
『自分が変われば会社も社員も変わる』
~同友会入会後の俺達の進化論~
<報告者>㈱カシュ・カシュ 代表取締役 井上 太郎氏
香川同友会高松第5支部
口元がゆるみ味の思い出が未来につながって行く、食べる相手の顔を思い浮かべながら美味しさの感動を添えたお菓子を井上さんは追求されています。
幼い日、自分の考えを貫き心に傷を負い、他人を信じず自分の力だけで生きていくと「人づきあい」が苦手になります。しばらくして、家業のお菓子店でお客様の笑顔を見てパティシエになろうと決心されます。お菓子作りを学ぶ過程で友人や知人、そして奥様との出会いで少しずつ心の扉が開き始めます。
豊かな自然を感じて丁寧にお菓子を作りたい、お客様に四季や美しい風景にふれて頂き「日常にある小さな幸せ」を感じてもらおうと山奥に今の店を5年前に開店されますが、お客様や社員ときちんと向き合えず「人づきあい」がうまくいかない。
とにかくキッカケが欲しいと同友会に入会されます。会員の姿勢を見て自分もそうなりたいと思い、希望でなくとにかく行動せねばと経営指針をつくる会に参加されます。
社員と一緒に理念シートづくりに取り組み、皆自分と同じ考えで仕事していることに気付きます。自信がないと辞めていく社員の気持ちに気付けなかったと気落ちした時に残った社員の支えに救われ、「コミュニケーション」が深まっていきます。
そして社員と家族一人一人に向けて感謝の思いを文章にし発表します。社員は『信頼出来るパートナー』、『自分と会社を支え成長させてくれる存在』である人財との経営者の強い思いが伝わり、社員の思いとパワーが集まり美味しさの感動と店の活気が生まれ、お客様の微笑みにつながっていきます。井上さんの人柄と経営理念の実践力、進化の速さが伝わってきた貴重な報告でした。
グループ討論のテーマは「あなたにとって社員や部下はどんな存在ですか?」
様々な社員への思いや感謝に気付き、理解と信頼を深める更なる実践を促されました。
改善事項/例会の参加者が次第に減少してきています。厳しい経営状況だからこそ、経営者や経営幹部に活力がわいてくる例会になる工夫が必要である。
報告:例会グループ 美保テクノス㈱ 清水 勉