同友会ニュース−活動報告
鳥取支部準備会 6月例会 報告のまとめ
経営指針の実践は経営者の覚悟が必要!
●とき:6月25日(木)18:30 ●ところ:とりぎん文化会館 2F 第4会議室
『今こそ、同友会の三種の神器を活用しよう』
(報告者〉難波電話電気工業㈱ 代表取締役 難波 祐一郎 氏
兵庫同友会理事・県経営労働委員長
社員の給与問題等の問題を抱えながら、平成16年に3代目社長に就任され、平成17年9月同友会に入会。経営労働委員会、人材委員会で勉強をされます。
「良い会社にしよう」という社員アンケートを実施し、思いもしない不平、不満が多く出てきました。それに対し「労使見解」を勉強されて、社員の諸問題に対処していかれます。
また、2泊3日の経営指針成文化セミナーも受けられ、成文化後すぐに発表されます。初めから良い経営指針を作ろうとしすぎない方が良いとのこと。
発表すると、「これどうやるの?」と社員が言ってくるようになりました。経営指針は自分を律するツールであり、決断が正しく早くできるようになり、また社長変革(教育)ツールでもあり、社長が一番厳しくなるので社員が本気かと見ています。
それから、挨拶を大事にしていますが会長や、専務も挨拶するようになってきました。社長は社員と共に三畳の間の勉強等もします。女子社員が事務所のレイアウトまで自主的にしてくれるようになり、受付帳やスケジュールもIT化、在庫の返品交渉もしてくれるようになりました。就業規則、給与システムの見直しも。
このように社員が動き出すとちょっとづつ良くなります。社員が意見を出したり、決めたりしたことはうまくいきます。
同友会の三種の神器『三つの目的』『労使見解』『経営指針』を活用しましょう。経営指針書は作ったが、社長の覚悟(同友会で言う、『経営者の責任』を果たす)がなければうまくいかない、と報告を締めくくられました。
グループ討論のテーマは「経営課題に取り組んで、うまくいってますか? 解決出来ない理由は?」でした。覚悟が大事だ、という結論も出ておりました。
報告:例会グループ 塩谷エンタープライズ㈱ 塩谷 眞司
<報告の感想>
● 討論テーマ「経営課題に取り組んでますか?解決できない理由は?」
それは人を生かす経営が第一!!
●いかなる経営環境においても、会社を継続できるように覚悟を決めて、経営に取り組むことを学びました。
●今回のテーマは難しかったです。経営課題はいろいろ取り組んでいるのですが、解決はなかなか大変です。
●本日の例会に出席させていただき、普段、頭の中だけで考えていたことが、報告者の難波氏の話、出席された皆さんの話で、いろいろ形になった気がしました。
又、あまり考えてもいなかったことも気付かせて頂き、勉強になりました。
2時間の短い時間でしたが、本当にアッという間の時間でした。ぜひ又、出席させて頂きたいと思います。ありがとうございました。
●ESが第一。お客様を選ぶこともESに繋がる・
●報告者の三種の神器、とても分かりやすく参考になりました。初めてのグループ長になり、MC研修で習ったものを出すことが少しでも出来ればいいなと思いました。グループ討論はとてもいいものになったのではないかと思います。自己満足にならないように勉強していきます。
●経営指針成とは、社員と共に経営をしていく為にあるものである、又、経営者の経営者としてのけじめであるということを学び、自分も成文化をしないといけないと思いました。
補足説明で同友会三種の神器を説明中の難波さん