同友会ニュース−活動報告
6月例会 報告のまとめ
経営者の変わる覚悟が、社員、会社を変える
●とき:6月19日(金)18:30 ●ところ:米子コンベンションセンター
『社員と共に築いた活力ある社風づくり』
~経営者の姿勢が自主的社員を実現~
<報告者> (株)サンキョウーエンビックス 代表取締役 有松 修一 氏
岡山同友会 副代表理事
8年前の前社長の急死から突然に社長に就任し、何の勉強も準備もしてなかった有松社長は唯一の勉強機関が同友会の経営指針セミナーだったという。
経理の数字の勉強会はあったが、経営者としての勉強は同友会一本でやってきて今日がある、という話が強く印象に残りました。
グループ討論テーマは「あなたの会社では、自主的社員を育てるどんな工夫をしていますか?」ということで各グループで討論されて力強い意見を発表していただきました。
その中のいくつかを紹介しますと「コミュニケーションが一番」とか「やらされている。」ではなくて、「自分の考えとして動く社風づくり」とか出ていました。
報告:例会グループ 田中興産㈲ 田中 弘之
報告の感想
◉オブザーバーで初めての参加でしたが、話しやすい集まりでいろいろ学べました。
◉今度より出席させていただきましたが、さまざまな職種の方々との出会いがあり、又、従業員としての立場と社長としての立場の両方を兼ね備えた有松社長の講演を体験できたことは、自分自身の更なる向上のためにプラスにしたいと思う。
◉初めて参加させていただきましたが、経営者目線での話がたくさん聞けてよかったと思います。周りの友達や知り合いに経営者はいないので、仕事のことを話すのはいつも社員目線。 経営者側の考えとかは全然分かっていませんでした。
でも、今回、例会に参加して話を聞いて全部じゃないけど、少しは経営者側のことも分かった気がします。
今働いているお店は、いままで働いてきた会社とは雰囲気とか考えとかが違うなと思って、サービス業の個人商店だからだと思っていましたが、今日参加して理由が分かったような気 がします。また機会があれば参加したいです。
◉ 社員から社長になられた有松さんのお話は、社員の気持ちがよく分かる社長さんのご苦労が伺えました。すばらしい会社に変革され、会社の歴史はともかく短期間で社風とビジョンを社員がもてる会社にされたことは勉強になりました。
ありがとうございました。
◉ 突然降って来た社長業に対して、正面から向かって行かれた有松さんの“心”を感じました。“サラリーマン社長”としての“プライド”を感じ、共感しました。
自主的社員を育て増やすことが会社経営を向上させる上で必要だと感じました。
◉ 突然の就任にもかかわらず、逃げずに自分自身と闘われた有松さんは凄いと思います。『出来ない理由はいくらでも探せるが、できる方法を探そう』という言葉が印象的でした。
この言葉を胸に刻ましてもらって私も社員も頑張りたいと思いました。
◉私も自営業で父が社長しています。どちらかと言えばワンマン寄りです。
自分自身と重ねてお話を聞きましたが、もし、何かの理由でいきなり社長職になったら・・・と考えると、とても怖いです。ですが、今日のお話の中で「仕事の楽しさ」という事を改めて考えさせられました。社長=会社の色ですのでトップの考えが変わるのが理想ですが、先に自分が変わるのが早いと思い、行動してきっかけを作っていきたいです。いつかは会社の色を変えたいと考えています。
日々勉強ですが、今後いなくてはならないキャラクターとして社内に楽しさとモチベーションをばら撒けるような人物を目指したいです。
◉社員の言葉、自らが決めた目標が経営指針に盛り込まれているのが素晴らしい!!
やる気が出る職場づくり、楽しみのある仕事とは、その環境が大切なんだと感じさせられました。
◉ 『楽しく仕事する』、社員さんが活き活き働ける環境づくりのメインテーマとしてさらに充実していきたいと思います。
◉楽しい職場環境にすることが、自立とやる気を向上させモチベーションも上がることを再認識しました。自分の仕事もその気持ちで行い、関連の業者さんのモチベーションも上がり、クオリティの高い仕事をしていきたいと感じた。
◉楽しく仕事が出来る会社にしたい。そんな中から目指す会社の姿を求めていける経営指針に真剣に取り組むことが大切であり、社員を巻き込むことで成果が出る。
◉有松さんが幹部社員を集めて「戦略会議」をし、強制的でも社長の強い意志を見せたことによって会社が変わったという話を聞いて、社長の本気さを社員に伝えることがもっとも大切で、全てのスタートであると感じました。
◉有松さんの戦略会議のお話の中で、有松さんが自分の覚悟を決めらて、社員さんとしっかり向き合った様子が強く伝わってきました。まぁ、仕方ないかという思いがあるうちは、伝わるものも伝わらない。本気で相手と向き合ったときに伝わるものだということを学ばせて頂きました。
一緒になって徹底的に話をすることで目的を共有できる。目的を共有できれば、自主的社員が育つ。有松さんが本気で社員さんをパートナーと思っておられる姿が強く伝わりました。ありがとうございました。
◉「自主的社員の実現」は経営者として最大のテーマです。今日の報告で“経営者の姿勢”一番大切ですが、何より“社員と共に築く”大切さを改めて実感しました。
経営者の“一人よがり”にならないように、十分に配慮が必要であると感じました。有松さんの誠実な姿勢が社員さんに伝わり、今の会社があることが十分に伝わりました。
“楽しい会社”の姿を目指し、今日から又頑張ります。ありがとうございます。
◉ グループ討議からの参加で雑感になりますが、「自主的社員を育てる工夫」を自社ではやっていないので、他社の皆さんがどのような取り組みをされているか、ポイントを聞いてみました。
やはり、自主的な行動の根本には、経営理念や指針があり、それを徹底的に教え込む。そして、各自にある程度任せることが必要であると感じました。
又、社員にやる気を持たせることにより、自主的な行動が生まれるという意見があり、社員にやる気を持たせる職場、環境をつくるのは経営者(管理職)の役目であり、今後、気をつけていきたいと思いました。
◉課長から突然社長になって、社名を変え、社屋を変え、社風も変ええる3カ年計画を実行され、社員と共に理念を共有して 一人ひとりの目標を実践していく企業づくりが一歩一歩進んでいる。
まず、社長が変化することが一番大切で、人間が成長し合うのが同友会の特徴だと思います。若い社員の成長には、社長の背中で育てることしかないと感じました。
夢を持ち続けるためには、経営指針成文化が一番の方法だと思います。