同友会ニュース−活動報告

5月例会・報告のまとめ

自立し新しい可能性に挑戦する社員に変える環境づくりを

㈱サンエイ 代表取締役 武田 聡樹氏 広島同友会理事 福山支部長 鳥取県中小企業家同友会 5月例会 (21.5.19)

         『儲かるか、儲からないかは関係ない!?』
          ~社員一人ひとりの力をどう引き出すか~

       株式会社サンエイ 代表取締役 武田 聡樹氏(たけだ としき)
                           広島同友会理事 福山支部長

 株式会社サンエイは事務用品、事務機販売・メンテナンスを主軸にトータル・オフィス・サポートを合言葉にIT活用支援やインターネットプロバイダー等を業務とされている会社です。
 もともと「決まりきった中にいることが嫌い」といわれる武田さんは「会社は実験室」と既成概念への執着が会社のブレーキとならないよう、新しいことへの挑戦に日々取り組んでおられます。組織に権威があると甘えが生ずる(部長裁定に責任を委ねる等)と組織をフラット化し、「指示されたい」「失敗したくない」社員を「自立し新しい可能性に挑戦する」社員に変える環境づくりを独特なリーダーシップで推進されています。

   社員に「本気になってもらうために!」全ての経営資源を投入され、内部留保なしでゼロから次期に全力で取り組むために決算賞与で利益を使い切る。優秀だが連携しない社員同士に売上目標達成ビジョンを徹底的に議論してもらい、仲間意識に自ら気づいてもらうまでガマンして待つ。上司が正直に若手社員に語る。連携せざるを得ない高い能力を社員一人ひとりが備える。役割分担など今までと同じ線上を真面目にやることは逆効果。成果の8~9割はお客様の都合で決まる、計画に固執せず、生情報を共有し全社全力を尽くせる俊敏性。…「心動いた」状況を作れば、社員が全力で成果を出す。
サービスのリーダーがスタッフと同じように出回っていた時は全員が仕事に追われ不平不満ばかりであったが、リーダーが社内で司令塔となり、トラブルの状況把握とアドバイスでお客様自身が解決する事例も増え、トラブル事例分析し買替え時期を想定、取替営業することで故障が減った。視点を変えるとそこは花園、2年間でサービス部の効率が5倍に高まった。

 求める会社像は「社員一人ひとりの『生き抜く力』を引き出す会社」と言われる武田さんの報告は優しさが故の厳しさと独自性を生み出すチャレンジに溢れていました。「閉塞感脱出のテーマは社内にあり!」、問いかけ直しをたくさん頂いた熱い報告でした。
グループ討論のテーマは「あなたは社員一人ひとりの力をどう引き出していますか?」…理解、信頼、長所伸展、権限委譲、コミュニケーション、社長自ら変わる等…人材育成のヒントを再確認することが出来ました。 
             
           例会グループ 美保テクノス株式会社 設計室長 清水 勉
 

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る同友会ニュースのインデックスへ

同友会とは?へ活動内容へ入会案内へ所在地・連絡先へリンク集へ行事予定へ

検索

中小企業家同友会共同求人サイトJobwayへ
中小企業家同友会全国協議会のサイトへ
同友会会員企業検索のページへ
RSS