同友会ニュース−活動報告
鳥取支部5月例会 報告のまとめ
経営指針を創る事で得られたこと
●とき:5月22日(木)18:30~21:00 ●ところ:鳥取市文化センター
『経営指針を創る会に参加して』
報告者:㈲堀鍍金工業所 取締役 堀 いづみ 氏
鳥取同友会 鳥取支部
㈲昇和設備 代表取締役 和田 憲児 氏
鳥取同友会 理事
5月の例会は「経営指針を創る会に参加して」というテーマでお二人の方に報告いただきました。
堀 いずみ氏
昭和29年4月に医療機器修理所として開業した堀鍍金工業所。そこの2代目社長の娘である堀氏は家業の手伝いのような感覚で入社される。その後は総務の役職につき主に事務の仕事を任される。ある時、取引先の銀行の紹介で知り合った方(田村氏)に同友会の入会をすすめられ即入会。そして例会の学びの中で経営指針の必要性を感じ「経営指針を創る会」に参加をされる。そこで堀氏は、会社全体、特に現場のことが見えていなかったことに気づき、また、自分が経営者としての覚悟が足りなかったと考え方の甘さにも気付かされる。
その後は会社全体に目を配るようにし、経営者目線の指針創りをされるようになる。経営指針を創る会に参加して精神的にも鍛えられた、自分では気付かなかったことに気づかされた、後継者としての覚悟ができたと当時を振り返り、今後はもっと自分らしさの出る会社づくりをしていきたいと宣言され、堀氏にとってたくさんの収穫のあった報告だった。
和田 憲児 氏
平成13年に空調関係の設備会社を開業された和田氏はひょんなことから知り合った方(渡部代表)の強いプッシュで同友会に入会される。そして経営指針の必要性を学ぶが、創業当初は経営理念の必要性を感じていなかった。しかし、個性的な社員が増えていくにつれて会社としてまとめるのが困難になり、自分の思いを成文化して社員に伝わりやすくするために「経営指針を創る会」に参加される。
そこで理念の成文化をされるが講師に「社員に伝わりにくい」と言われ、理念の成文化の難しさを痛感する。しかし、改めて自分の想いも確認できた。また、自社の強みについて考え、昇和設備の強みは商品ではなく人であると気付き、社員にアンケートをとり、社員の考え方を確認したところ想像以上にモチベーションが低いことが分かった。今後の課題としては社員教育を上げられ、同友会の例会等の活用、社内での経営指針の発表をし、社員のモチベーションアップにつなげていきたいという報告だった。
報告:ペペネーロ イタリア館 木下 陽平
報告者への質疑応答
グループ討論テーマ:『経営指針の活用方法』
経営指針を社員に見てもらうこと、経営指針とは社長になるためのツール、またはPDCAのPであるなどの意見が上がった。