同友会ニュース−活動報告
米子支部 1月新春例会 報告のまとめ
消費税率5%が8%になったら?8%が10%になったら?
●とき:1月23日(木)18:30 ●ところ:米子コンベンションセンター
消費税引き上げ直前!今すべき事は何か』
~時代の変化に対応できる企業になるために~
<報告者>
税理士法人クレール 代表社員 池淵 靖 氏
鳥取同友会 米子支部
村山敏隆税理士事務所 所長 村山 敏隆 氏
鳥取同友会 米子支部 副支部長
まほろば税理士法人 副所長 播間 光広 氏
鳥取同友会 米子支部幹事
今回は会内から3名の税理士メンバーを同時に報告者に迎えて、通常とは違った例会を開催させて頂きました。ご参加の皆様いかがだったでしょうか?
そもそも消費税とは何なのか?本日配布された中小企業庁の資料冊子「消費税の手引き」を使って4つのポイント
①「大規模小売事業者等による転嫁の拒否行為の禁止」
②「消費税還元セールの宣伝広告の禁止」
③「総額表示義務の特例によって商品及びサービスの本体価格のみの表示が認められる」
④「消費税の転嫁及び表示方法の決定に係る共同行為を認める」等を中心に解説して頂きました。
普段、当たり前に接している消費税について改めて考える場になればと思います。最後には是非「消費税転嫁対策特別措置法」という制度がある事を覚えておいて下さい、と締め括られました。
飲食店の経営をされている方ならビールなどの価格に。ホテル業ならば宿泊の料金を想像してみて下さい。それらと合わせて便乗値上げをしてはいけないという話もして頂きました。
凡例を交えた話で想像するよりもずっと身近なイメージをする事が出来たのではないでしょうか。
同友会アンケートで「あなたの会社では消費税率アップに際して、適正な値上が出来ますか?」の問いに対し、県によっては50%~80%しか手が挙がらなかったという結果もありました。現状では来年に消費税率が10%に上がるか分かりません。
播間さんのお話では、海外では同じ地域でも付加価値税で商品ごとに異なる税がかかっている例を挙げて頂きました。
商品のカテゴリ別に価格や税率が複雑化していく可能性もあります。今後、価格が徐々に上がって行くのはどちらにしても避けては通れないでしょう。
今はまだいいのかもしれません。しかし、消費税率5%が8%になったら?8%が10%になったら?その時にあなたの会社は自己負担して差額分を我慢できると思いますか?是非この例会の話をヒントに、スムーズな移行に役立てて頂けると幸いです。
<報告> 例会委員会 (有)福島商店 福島 正剛
グループ討論テーマ『消費税引き上げ直前!今すべき事は何か?』
グループ討論テーマでは「消費税引き上げ直前!今すべき事は何か?」で話し合いました。各テーブルで価格転嫁に向けての疑問や悩み、問題点などを共有しました。
いよいよ迫る新年度。会員メンバー全員で、健全な価格転嫁をして、健全な経営をして頑張って行きましょう。