同友会ニュース−活動報告

米子支部 9月例会 報告のまとめ

地域を活性化して、日本全体を元気に!

㈱小阪田建設 代表取締役 小阪田 英明 氏 岡山同友会      ●とき:9月18日(水)18:30 ●ところ:国際ファミリープラザ

      『倒産の危機から、地域の笑顔提供カンパニーを目指して』

   ~同友会活動を通じて明確になった自社の存在意義と実践の大切さ~

 報告者 : 株式会社 小阪田建設 代表取締役 小阪田 英明 氏
                                  岡山同友会

 人口6300人。公共事業が縮小していく中、東京から地元岡山に戻って小阪田建設に入社。社内では危機意識は薄く、売上は低下し続けます。専門家に助力を仰ぐも、まるで方向性が合わず効果が出せません。気付けば赤字は膨らむ一方。倒産を考えるまでになります。最後には自殺も考えて、眠れない日々を過ごす時期もありました。
 そして、悩みに悩み、事業を継続する事を決意。「どうせ駄目なら思い切りやってやれ!公共事業は減るばかり、今ある民間部分を伸ばすんだ!」と奮起。
 時を同じく同友会と出会い、経営指針作成セミナーへ参加します。講師からの厳しい指摘とフォローの中で自社の歴史の重さと父の想いに気付き、自分の本質も知ります。
 「すぐに弱みはどうこうできない。ならば今ある強みを伸ばすしかない!」改めて市場分析をすると、未開拓エリアも、まだ見ぬお客さんもたくさん居ました。

   しかし、一体どう自社をPRすればいいのか?そこでチラシを作成。歩いて配って宣伝を開始。お祭りイベントも開催。それから3ヶ月。徐々に効果は現れます。様々なニーズが見えてきました。同時にお客さんとの目線にズレがあった事にも気付きます。高齢化、過疎、少子化、空洞化などに関する新しい要望、ニーズ。それらを異業種ネットワークの活用で解決。そこで発生した新たな問題は次のイベントにフィードバック。どんどん解消して地域を活性化していきます。これを拡大して、いずれは日本全体を元気にするんだ!と言われました。
 それからリスケジュールを組み、資金回収に追われるではなく、経営に集中できる体制をつくり「脱どんぶり勘定」を叫びます。社長が財務の知識を付け、銀行と円滑に話をできるようにする。社員に原価に対する意識を強めてもらう。そのために公表できるものは役員の給与でさえオープンにしていく。これを機に赤字を脱出する事にも成功します。

   社長が変われば全てが変わる。社員たちは出来る人間だ。駄目な社員が居るんじゃない。駄目だと言っている社長が駄目なんだと。その後もお客さんのニーズは益々高まり、家直し、田んぼ作り、働く場の提供、地域のライフラインを守るために要望に応えてガソリンスタンドの経営まで始めます。収益は五分で安定しないが安定させて、いずれお客様になってもらえればいいんです。地域のセミナーでもこの活動をPR。学校を通じ、記者クラブを使ってもPR。岡山大学と共同で同友会活動を通じてもPRを。徐々に注目は集まり新聞が特集に来るまでになります。
 「知識だけで実践が出来なければ勝つ事はできない。企業は強固な経営基盤を作り、地域を守らなければならない」と小阪田さんは言われます。本当の地域密着とは何か。地域の声を聞いて、それにどう答えていくのかという事。企業は何をすべきかを考えさせられる素晴らしい報告でした。
             報告:例会委員会 (有)福島商店 福島 正剛

グループ討論テーマ:「あなたの会社は地域の方へどんな事でお役に立っていますか。」

   グループ討論テーマは「あなたの会社は地域の方へどんな事でお役に立っていますか。」で、我々が同友会を通じて学んで力を付ける事も地域の活性化に繋がっているというグループがあり、とても印象的で、かつ会としてもとても元気の貰えるまとめだと思いました。

 

 

 

 

 

新婚さん、いらっしゃい!!

新婚ホヤホヤの播間さんに本会からお祝いを! 経営指針担当のまほろば税理士法人 播間 光広氏

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