同友会ニュース−活動報告

第10回定時総会 記念講演のまとめ

人間性を磨く学びが人間学であり、社長から社員まで取り組むべし!

  ●日時:4月22日(月) 17:00~17:40(総会)、18:00~19:30(記念講演)
●会場:米子全日空ホテル2F 飛鳥の間

       記念講演テーマ 『出会いの人間学』

   ~激動の時代を力強く生き抜くリーダーのあり方を熱く問う!~
 
    株式会社致知出版社 代表取締役社長兼編集長 藤尾 秀昭 氏

 藤尾社長のお話しは、月刊誌「致知」創刊以来34年間、苦しい時代にも多くの人の支えにより本物で価値のある雑誌を発行し続け、「深山の桜」となるべく、編集長として全身全霊を掛けて取り組んでおられることが迫力ある語り口とともに全身から伝わってくるものであった。
 講演は、「致知」の誌面から特集「節を越える」を参加者2人に読んでもらい、藤尾社長が解説をされることから始まった。人生には「節(ふし)」があり、その節を乗り越えることで、人はたくましさを加え、成長していく。天の命を「性」といい、これはどうすることもできないが、個性は「教え」と「節」との出会い、「節」をどう乗り越えるかによって磨かれる。困難な「節」に直面しても勇気を持って立ち向かうことの大切さをベートーヴェンと松下幸之助の言葉を引用して説明していただいた。

  また、多くの人と出会った経験から、成功する人と成功しない人の違いについてお話しいただいた。成功する人は、縁に価値を見出し、その価値を信じ、自分がたまたまそこにいるとは思わず自分が今いるところに価値を見出す人であり、成功しない人は、他によいものはないかといつもキョロキョロしている人であるとのことであった。
 さらに、経営者として必要な能力を3つあげられた。1つは経営能力(商品開発力、財務能力、経営戦略能力)、1つは使命感、もう1つは人間性。人間性については磨かないと育たないものであり、学んで教育されないと身につかない。人間性を磨く学びが人間学であり、社長から社員まで取り組むべきことである。
 教育とは心のコップを立てることであり、成人の学びには徳性を養う「人間学」と、知識・技能を養う「時務学」があり、「人間学」が本学であり、「時務学」は末学である。あらゆるものに触れで学ぶこと「格物致知」を繰り返し、学び続け、変化し続けることが大切で、人生は未見の自分と出会うことであると話された。

  最後に、「憤」を持つことが大切であると教えていただいた。「憤」とは憤ることではなく、感動するエネルギーであること。常に何事に対しても「感動する」ことを忘れずに、エネルギッシュに生きなくてはならないことを藤尾氏の発するエネルギーが会場の参加者に伝わったように思われた。
         
    報告:2012年度副代表理事 大木社会保険労務士事務所 大木 隆

記念講演 懇親会

  たくさんの来賓の方々にお越し戴きました。

  野坂康夫米子市長の乾杯の音頭で始まり、多くのご祝辞を賜りました。

 

 

 

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