同友会ニュース−活動報告

鳥取支部 3月例会報告のまとめ

㈱いづも屋 代表取締役 吉岡佳紀氏(島根同友会)   ●とき:3月21日(水)18:30 ●ところ:とりぎん文化会館 第4会議室

      『ステージを変えながら、地域を耕し続ける県庁の流れ星★』
  
   報告者:株式会社いづも屋 代表取締役 吉岡 佳紀 氏(島根同友会)

「将来は大社町の町長になると宣言したのは14歳」。公務員一家で育った影響から、さびれてゆく大社町の活性化を夢見た吉岡氏。東京の大学卒業後は、日本一の観光施設といわれるディズニーランドに就職。そこで得るノウハウを故郷の復活・発展に生かそうと考えた。ディズニーランドでは、お土産物の商品企画の魅力に強くはまり込み6年間を過ごす。
 

   この間に、ディズニーの哲学を学ぶと共に、身をもって知ったことは「お客様は感動を求めて来場される」ということ。その後、縁あって島根県職員へ転職。県職として起業を目指している人、会社の立て直しを目指している人をサポートする「起業家スクール」に携わり、株式会社いづも屋の海外から引き戻された二代目社長と運命的な出会いをする。その二代目社長は、「自分のやりたいことをしたい。吉岡さんに会社を託したい」と再び中国へ飛び立つ。
吉岡さんは、家族の猛反対を受けたが、粘り強く説得し、14年間努めた公務員を退職して大きな負債のある「いづも屋」の社長に。社長を引き受けた動機は、苦しんでいた“二代目社長”の願いをかなえてあげたかったことと、経営経験もなく農業経験もない素人の“吉岡”でも立派に会社を経営し、雇用を創出し、島根の大切な資源である農業を通じて全国に発信することができる姿を見てもらいたい。これにより自分と同じような志の人が増えて島根が元気になると考えたから。

   社長になってからは経済、社会情勢は大きな逆風続きで心が折れそうになったが、「地域の活性化」「農業価値の浸透」こそが自分の使命であることを支えに頑張ります。特に通販の強みであるお客様とのダイレクトな接点を活用して、お客様へ感動をお届けすることに集中する。又、同友会活動がきっかけで、経営指針を作成。社内スタッフ全員と語り合う理念浸透活動によってスタッフの行動が常にお客様の感動創造中心になる。その効果により注文のリピート率がアップして業績が向上している。今回の吉岡氏の報告では、夢を持ち、夢を具体化して実現していくことの大切さ。感動こそが人の心を掴むということ。一人の力では限りがあるが同じ志を持つ人が多くなれば無限の可能性があることを改めて学びました。

 

グループ討論テーマ「仕事を通じてどんな感動を提供できますか」

  感動は顧客の期待を超えるサービスの提供によりもたらされ、しかも永遠に感動を提供しなければならないなどの意見が出されてグループ討論が大いに盛り上がりました。感動提供はハードルが高い為、ついつい避けてしまいそうになりますが、感動に終着点がないからこそ、感動創造によりどんな状況下、いつの時代でも新たな商機を見出す可能性があると気づけた討論でした。
     <報告> 例会委員会 鳥取紙工㈱ 長谷川 幸紀

 

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