同友会ニュース−活動報告

倉吉支部 3月準備例会報告のまとめ

行動することで見えてくる!

ニチラス運輸㈱  取締役 田城 敏史 氏 鳥取同友会 副代表理事 米子支部長     ●とき:3月13日(水)18:30~21:00 ●ところ:倉吉未来中心

           『 会社を守れ!2代目経営者!! 』
 
         ~行動することで分かった自社の強みと弱み~

  <報告者> ニチラス運輸㈱ 取締役 田城 敏史 氏
                       鳥取同友会 副代表理事 米子支部長 
 
 田城氏は、24歳の時に後継者としてニチラス運輸㈱に入社されました。当時は、ただ働いてさえいれば、いいと思われていました。2年後、一つの転機が訪れます。会社の全てを管理されていた社員さんが病気で、その仕事を急遽引き継ぐことになりました。

   色々なことをしなければならない反面、10歳以上も年上でドライバーとしても能力の高い社員さんは言うことを聞いてくれなかった。与えられた権力で押さえつけ、上から目線になっていた時期がありました。このこともあり、5年後に5人の社員さんが急に辞めることになります。この時ばかりは自身の行いを深く考えます。社員さんとのコミュニケーション不足もあり、会社を良くするために会議を開き、続けますが劇的な変化はありません。また、リーマンショック後、落ち込んでいく売上げ。何をしたらいいのかわからない、とにかくなんでもやってみようと行動したことが、きっかけで同友会に出会います。

   入会してすぐに、その必要性を感じ経営指針成文化されます。経営指針成文化されたことで、言葉の重みについて考えるようになった。行動することで見えてくる事・色々なことに気づくようになった、社員さんを見る目も変わった。田城氏は社員さんと言われます。さんをつけることに、様々な想いがこめられています。田城氏が子供の頃から会社に尽くされた社員さんとの別れ、後に奥様から会社の思い出をよく話されていたことを聞きます。仕事とは?人生のやりがいとは?など会社の存在意義について自分に問いかけるようになりました。

 また、運送業は、何業なのか?考えると運送サービス業と話されました。学びの中から中型小ロット輸送に活路を見出し、売上げと利益を出しながらお客様も増え続けています。価格決定権を持ちながら、お客様が次のお客様を紹介されています。目指す場所に強みである一人一人のドライバーの能力(セールスマンの役割も)と戦略の方向性を合わせ、実践されています。今では、ついていくと言ってくれる社員さん、会議も社員さんが自主的に進めるなど、一丸となり取組まれています。

   報告:鳥取支部 例会委員会 ㈲谷浦オートサービス 谷浦 弘之  

G討論テーマ「自社の強み・弱みは?その強み・弱みを明日からどう変えますか?」

 

 

 

 

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