同友会ニュース−活動報告

第9回定時総会記念講演開催

鳥取県中小企業家同友会 第9回定時総会記念講演

合資会社 若竹屋酒造場 第十四代社長 林田浩暢氏 福岡県中小企業家同友会 副代表理事 ●とき:4月27日(金) 17:30~19:30 ●会場:米子全日空ホテル 飛鳥の間

         『 十四代目蔵元が取り組んだ企業改革 』
            
          ~11年連続赤字から黒字企業への軌跡~

  【講 師】 合資会社 若竹屋酒造場 第十四代社長 林田 浩暢 氏
                           
                      福岡県中小企業家同友会 副代表理事

 林田さんは、福岡県久留米市田主丸町で1669年(元禄12年)から続く蔵元の十四代目として生まれ育ち、東京で大学時代を過ごし、広告代理店、百貨店勤務を経て家業を継承。
 初めて見た決算書は10期連続の赤字、年商の2倍の負債を抱えていました。企業改革に着手し、林田先生がどのように後継者から経営者へ転換し、赤字体質の会社を黒字化させたのか?そこに至るまでの決して平坦でない経営者としての軌跡と、さらに事業承継について大変熱の篭った報告をして頂きました。




経営戦略を重点に・・・・

   今回の講演に際して、林田さんより「会社の黒字に至るまで」と「SWOT分析などを中心に経営戦略について」と、どちらに比重を置いてお話をしますか?と投げかけられ、是非今回は後者でお願いしますとお答えしました。
 結果、SWOT分析。ABC分析。移動年系。ポートフォリオ分析などを始めとする「見る」に特化した講演になったと思います。しかも解説がわかりやすく、そして語り口は徐々に熱を帯び、参加者が集中して魅入っていたのが大変印象的でした。

 

ピンチはチャンス

   ピンチはチャンスである。経営が安定している時には変化がしにくい。悪化した時、苦しい時こそ皆の心に真剣な言葉が届くんだ!と。
 バイクが好きだという林田さんは迷子に交えて経営の話もされました。道に迷ったと思った時「どうやって目的地に行くのか。」「今居る此処が何処なのか。」現状をしっかりと把握しなさい、と。ここを脱出するんだ!必ず目的地に到着するんだ!という強い意志を持つ事が大事だと。会社の進む道はどっちなのか。経営と同じだと。
社長にしかできない事はたくさんある。会社にある人、物、資材を見極めて今どこに力を投入するのがベストなのか常に考えるのが重要であるともお話されました。
 参加された経営者、後継者、幹部の方、それぞれに響く部分が多数あったと思います。濃く、それでいて、あっという間の時間でした。

                       報告:㈲福島商店 福島 正剛

 

 

 

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