同友会ニュース−活動報告
鳥取支部 1月新春例会報告のまとめ
経営者とは信頼できるパートナーをいかに作れるかだ
●とき:1月24日(火)18:30~21:00 ●ところ:とりぎん文化会館
『輝く社員がいる会社づくり』
~地域と共に歩む~
報告者:オートセリング㈲ 代表取締役 米田 末美 氏
鳥取同友会副代表理事 鳥取支部長
17年間、大阪トヨペットでサービス課10年、営業7年の経験をされた米田さん。入社当時の目標は、最高級車センチュリーの整備を任せられることだった。努力の結果、当初の目標を達成する技術を身につけ、その後営業へ配属された。営業では、素晴らしい上司にめぐり合い、本当に良い職場環境でサラリーマン時代をすごしていたが、家族の生活環境を考慮して、平成5年に帰郷し父の経営する自動車会社に就職する。
しかし、高い技術、資格を持ちながら給与が大阪時代の半分であることに納得していなかった。その後、会社の方針、経営方法に疑問を抱くようになり独立を思いつく。家族を含めて周囲の人は、大反対であったが、景気の悪い時こそ、チャンスと考えて平成12年に独立を決行する。
結果は、高級車志向の顧客をターゲットにして外車のショウルームを構えるなど打つ手が当たって売れに売れまくった。しかし、しばらくすると、販売に陰りが見えてきて売上減少に転ずる。その頃、JCで出会った人に同友会での勉強を奨められて入会する。
同友会では労使見解に感銘を受け、経営指針を創る会にもすぐに参加し、経営者として必要な三つのことを学んだ。①どんな環境下でも企業を存続させる。②社員の雇用を守る。③科学性、社会性、人間性に基づく経営の大切さ。特に社員はパートナーと考えるようになった。社員がいるから会社をつぶせない!社員がいるからこそ会社が成り立つ!と言われていました。
米田さんにとってのパートナーは販売不振からの脱却に始めた整備事業の整備士の方だそうです。今では会社の将来を任せる後継者にとも考えておられます。最後に経営者とは信頼できるパートナーをいかに作れるかだと熱く語っていらっしゃいました。
グループ討論「みんなが生き生きとした職場にするには」
また、グループ討論は「みんなが生き生きとした職場にするには」というテーマで活発な議論を展開され、大切なのは“風通しの良い会社”、“コミュニケーション”、“愛情”、“安心安全”“理念と目標の共有”ではないかといったさまざまな意見が出ていました。
報告:例会委員会 鳥取紙工㈱ 長谷川 幸紀