同友会ニュース−活動報告
鳥取支部 1月新春例会 報告のまとめ
経営者の仕事は、生きがいのある会社にすること
●とき:1月21日(金)18:30~21:00 ●ところ:とりぎん文化会館
『窮地から社員と共に再生を』
~危機感の共有から社内改革に取り組んで~
報告者:㈱成和設備工業所 代表取締役 藤井 孝章氏 岡山同友会
岡山支部 経営労働委員会副委員長
同業他社で役員までなるが、会社側と対立し、独立。今までの経験が活かせる成和設備工業所の3代目を継ぐことを決意された。
5,000万円の借金があったが、若手を積極的に採用し、勉強会に力を入れたところ、売上はうなぎのぼりに上がっていった。
しかし、その年末、大型負債を負うことになる。藤井氏は前向きに突破しようとし、銀行も融資してくれたが、社員の士気があがらない。
そこで3ヶ月間、社員一人一人とビジョンを理解してもらえるよう話し合う時間を作った。
その中で、社長主導の経営に対する疑問がわいてきた。同友会と出会ったのは、そんな時だった。入会後、すぐに経営指成文化セミナーを受講される。それは、社長の責任、労使関係について、考えが大きく変わる転機になった。
成文化後、早速役員会で発表した。が、「社長、頑張ってください」と、他人事の反応。その後2ヶ月練り直し、いよいよ社員へ発表会。3時間かけて、じっくり伝えたところ、「一緒に頑張りましょう!」と、熱い反応が返ってきた。しかも、その後3ヶ月、過去最高の実績を残すことができた。更に、数字以上に変わったのは、社員の目の輝き、社内のムードであった。意識が変わるだけで、こんなにも変わるのかと、気づかれた藤井氏。
経営者の仕事は、生きがいのある会社にすること、自主的で自立した社員を育てることである。結果はついてくる。お客様の「困った」「あったらいいな」「夢」を大切にし、社員全員で問題解決に取り組むことで、大企業にも負けない企業作りをしている、と報告された。
グループ討論テーマ:市場・顧客の変化と顧客ニーズの把握ができていますか?
グループ討論テーマの「市場・顧客の変化と顧客ニーズの把握ができていますか?(ポイント:どの様な仕組みづくり・工夫をされているか? 現状の課題、改善点は?)」についてさまざまな意見が交わされました。
報告:例会第1委員会 綜合印刷出版㈱ 植木 仁美