米子支部 １２月例会 報告のまとめ

●とき：１２月９日(木)１８：３０●ところ：国際ファミリープラザ２Ｆ 会議室Ａ　

　　　　　　　　
　　　　　　　　『本気でないなら、今すぐ経営者をやめなさい』
　　　　　
　　　　　　　　　　　～会社を維持発展させる気づきとは～

＜報告者＞　英貴自動車株式会社 代表取締役専務　山城　雅照氏
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　兵庫同友会理事　

　「儲かる会社にするか、儲からない会社にするかは景気や社員のせいではなく、経営者自身の問題である！」と口火を切られ、そして、会社が地域に支持されるセオリーは既に同友会にある、調子に乗らず力量に合わせ計画に合わせてコツコツ実践することが重要であると報告は続く…。

　山城さんは２８年前、大手建設会社を退職し実兄が経営されていた英貴自動車に入社されます。しばらくは「こんなアホ社員は全員クビ！」とボロボロ会社の理由を社員のせいに。同友会に入会し学びを重ねるうちに、「自分の給料は社員が稼いでくれている」と気付けるように変わります。経営指針を作成後も簡単には社内に浸透しませんでしたが「社員とその家族をの幸せを追求し続ける」との経営理念を毎年繰り返すうちに社員に変化が。社員間のコミュニケーション向上のための社内メーリングリスト、毎日決算、見積りシステム、経理ソフト、社員育成評価規定などのソフト面を続々導入、また、車体整備ショウルーム、フレーム計測機などのハード面でも先駆的取組みを続けられる内にＩＴ百選、兵庫県成長期待企業に選定され、現在は業界のトップランナーとして躍進されています

　労使見解に「経営者である以上、いかに環境が厳しくとも経営を維持発展させる責任がある」と書かれているが、リーダーの能力には限界があり、最も信頼出来るパートナーである社員が力を最大限発揮出来てこそ、経営の維持発展が可能となる。そのために社員のモチベーションをどう高めるか、景気動向をどう見てどう手を打つか…、経営者が本気でなければ会社はつぶれる、本気でやったら会社は必ず良くなると断言される山城さんに背中を強く押して頂けた報告でした。

グループ討論のテーマ 「あなたは良い会社にするために社員との関わり方をどう変えようとしていますか？」

　グループ討論のテーマは「あなたは良い会社にするために社員との関わり方をどう変えようとしていますか?」でした。相手の価値観を認める努力、モチベーション向上する成功体験の提供とフォローアップの努力、普段から信頼関係を深める努力など、自分から変わろうと努力する重要性を討論で深め合いました。
　　　　　　　　　　　　　　　　報告：例会第１委員会　美保テクノス㈱　清水　勉

例会初参加で、ドッグサロンＬizの影山 靖美さんが即、　入会されました！

　影山さんがオブザーバーで初参加され、囲む会で入会される快挙がありました。山城さんの同友会理念の指摘と影山さんの即決力の賜物です。