鳥取支部６月例会 報告のまとめ

雇用の安定とは社員を守ることである

　　　●とき：６月２４日(水)１８：３０　●ところ：とりぎん文化会館

　　　　　　　　　　「雇用の安定と創造が企業使命」

　　～働きがいのある会社づくりをめざし、人が輝ける場づくりに挑戦する～

　　　　　　＜報告者＞(株)創裕　代表取締役　川北　哲　氏
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　香川県中小企業家同友会 代表理事

　　専業農家の長男として誕生された川北氏。幼少時代は長男ということもあり、母親から厳しく育てられます。高校卒業後、一社員として８年、専務として１８年他の会社に在籍されますが、子供に対するお金の価値観の教育上、また、事業をするうえでのご自身の考え方により(株)創裕を設立されます。
　そして、友人の勧めもあり当時はなんとなくで同友会に入会されます。創業３年目のご自身の不祥事により、「自分には経営者としての自覚が足りない」ということに気付かれ経営指針の成文化をされますが、当時の社員との溝は深くなかなか受け入れられません。
　

そこで、社員を変えるにはまず自分が変わらないといけないということに気付き、さらに同友会で学ぶこととなります。そして、情報の共有や理念の共有、社員との接し方、トップのあるべき姿など様々なことを学ばれ、同友会理念のすばらしさに改めて気付かれます。
　

そして、「雇用の安定とは社員を守ることである」など様々な理念の浸透をされ、今後、このすばらしい理念を後継者(息子)へと継承していきたいという川北氏の報告でした。
　又、「何のために経営しているのか？（働いているのか？）」というテーマのもとグループ討論が行われ、経営とはお客様満足のため、社員のためなど様々な意見が出ました。そして、この答えこそが経営理念であるという川北氏のまとめでした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜報告＞ 例会第１委員会 委員長 木下 陽平