同友会ニュース−活動報告

2009年度中四国ブロック代表者・支部長交流会が岡山で開催されました。

代表者支部長交流会に参加して ①

主催地:土井章弘岡山同友会代表理事の挨拶 2009年度中四国ブロック代表者・支部長交流会 報告

日 時:平成21年6月4日 13:00~6月5日 12:00
場 所:アークホテル岡山(岡山市)
鳥取同友会参加者 4名(宇佐見明代表、渡部正人副代表、大木隆副代表、
                 口田徹事務局長)

 中国・四国の中小企業家同友会の代表者、支部長、事務局員が63名、中同協から3名が結集し、次の目的で交流会が開催された。
【交流会の目的】
1.激しい環境変化の中でトップ役員はどう企業づくりをすすめているのか、
  経営戦略を交流し、会員の経営課題にこたえる活動づくりを考える。
2.中同協総会議案書を深め、同友会運動を総合的に理解し、学びあう。
3.中小企業憲章や中小企業振興基本条例の制定運動の高まりを確認し
  活動を深める契機とする。
4.2010年5万名会員実現に向けて、同友会運動への確信を広げ、リーダー
  としての決意を固める。
5.各地区同友会代表者・支部長の人間的交流を深める。

 交流会初日は、まず、中同協専務幹事・国吉昌晴氏により中同協第41回定時総会議案を基に「中同協総会方針の特徴」についての説明から始まった。
 続いて、「企業づくり、組織づくりの各地の方針、戦略を交流する」を目的とした事例報告が、広島同友会呉支部長・橋本孝則氏(㈱トゥモロー会長)と岡山同友会副代表理事・神馬隆司氏(㈱ジョア社長)からあり、続いて「企業づくり、組織づくりの目指すよい企業づくりとは又それをどう進めていくか」「日ごろの厳しい経営環境に負けない例会をどう作っていくか」をテーマにグループ討論を行った。

 事例報告で橋本氏は、経営指針書に基づいた経営を行っていること、「人が本物であれば商品も本物となる」こと、呉支部では地区会の充実、役員の質のアップ、レベルの高い理事会が大切であると考えていること、グループ長研修、新入社員研修、高校の先生との懇親会、企業見学などを行っていることを報告された。

 神馬氏は、岡山同友会の第4期中期ビジョンを基に2地区に支部を設立したこと、経営指針書成文化研修会や会員企業間連繋会議を実施していることを紹介され、例会の出席率が15~20%と低いことが問題であると報告された。「同友会が会員にとって本当に良い会であるかどうか」「同友会は学びの会であということ」という本質が大切であるとのことであった。
 私の参加した第5グループの討論では、厳しい経営環境のなか参加者企業も影響を受けているという自己紹介もあり、「企業づくり、人づくり」については、社員が同じ方向を向き、働くことに価値を持ってもらうために経営理念をどう具体化するかが問題で、社員の長所と短所を見極め、目線を合わせて、小さな強さを評価することが必要だという意見があった。また、第三者による評価も有効であるとのことであった。

 「例会づくり」については、3~4か月前から準備していること、体験報告のない例会はダメになること、悩みを聞き出せているかが重要であること、課題を持ち寄る例会にすること、自社が見本となるような企業になることが例会を活性化すること、などの意見が出された。
 引き続き行われた懇親パーティーでは、参加者全員が県別に檀上に立ち抱負を語った。鳥取同友会は渡部副代表が、今年度制定した中期ビジョンを基に200名会員達成を宣言し、盛大な拍手を浴びた。

 2日目は、「中小企業憲章草案をどう学び、同友会運動に生かしていくか」について、香川同友会副代表理事・中同協中小企業憲章制定運動推進本部委員・上野準一氏(㈲アイサービス社長)が、「『札幌市中小企業振興条例』改正の取り組みと今後の課題」について、北海道同友会常任理事・政策委員長・吉田孝義氏(東ワラ商事㈱社長)が問題提起をされた。

 鳥取同友会では、国の法律となる「中小企業憲章」や地方自治体の条例となる「中小企業振興条例」についての勉強はほとんどしていないため、私としては初めて聞く内容であったが、大企業偏重の政策は行き詰まりにある現在、中小企業の存在が今後の日本や地域にとって決定的に重要であり、そのためには理念法である「中小企業憲章」や「中小企業振興条例」が重要なものとなることを学んだ。
 また、「中小企業振興条例」を制定する過程において、中小企業家と地方自治体の議員や職員が話し合うことにより、中小企業を地域の主役とする機運が生まれてくること、「中小企業振興条例」が制定された後に産業振興会議を設置し、継続的で定期的なチェックが必要であることが報告された。
 問題提起後グループ討論があり、「中小企業憲章」や「中小企業振興条例」について役員が「難しい」などと言わないで取り組んでほしいこと、制定への力となるのは地域に同友会型企業が多くできることが重要であることを確認した。
           
        <報告> 大木 隆副代表理事 大木社会保険労務士事務所

 

代表者支部長交流会に参加して ②

 神馬孝司岡山同友会副代表理事 2009年度中四国ブロック代表者・支部長会議に参加して
                   
 1、事例報告をもとにしたグループ討論に参加して
6月4日 グループ長をさせていただきました。
   事例報告:「企業づくり、組織づくりの各地の方針、戦略を交流する」
① 広島同友会 呉支部長 橋本孝則氏
「高校の先生方と経営者との懇談会」と「企業見学」など。
② 岡山同友会 副代表理事 神馬孝司氏
同友会は学びの会であること-その姿勢と熱意-
グループ討論テーマ:①「企業づくり、組織づくりの目指すよい企業づくり
             とは?又、それをどう薦めていくか?」
             ②「日ごろの厳しい経営環境に負けない例会をどう作っ
              ていくのか?」

まとめ:雇用の安定が企業の使命である。いい会社にするには、顧客満足を
     目指した従業員満足が大切である。従業員の自立化のためには、
     経営者自らの変革が必要である。例会は、報告者との「打ち合わ
     せ」が大事である。グループ長によるところも大きいので、研修は
     しっかりと行う。

6月5日 グループ長をさせていただきました。
問題提起:①「札幌市中小企業振興条例」改正の取り組みと今後の課題
          北海道同友会 常任理事 吉田孝義氏
          データを利用し、行政との話し合いを重ねる。
問題提起:②「中小企業憲章草案をどう学び、同友会運動に生かしていくか」
          香川同友会 副代表理事 上野準一氏
          日本経済の健全発展のためには中小企業発展が不可欠
          である。

グループ討論テーマ:「地域経済活性化に果たす同友会の役割と中小企業
              憲章、中小企業振興条例への取り組み状況」

まとめ:地域での存在意義を追求すると共に、中小企業の必要性を広く社会
     に訴えかけていく。憲章制定や条例改正はそのための同友会運動
     である。

2、全体会について
   懇親会  鳥取県を代表し、会員増強について宣言しました。
   ・4月にはじめて中期ビジョンを作成し、5年後の目標が200名達成。
   ・今期の目標は、鳥取支部開設、倉吉支部準備会開設、120名達成。

3、感想
  他県、都会や地方のいろいろな方の考えや、やり方が聞けて、とても勉強
  になりました。

           <報告> 渡部 正人副代表理事 ㈱Mnet Corporation 

渡部副代表理事が2009年度中期ビジョンをもとに会員200名達成を宣言!

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