同友会ニュース−活動報告

2月大例会 報告のまとめ

不況だからチャンス、チャンスを掴むには変化し続ける!

 服部 豊正 服部製紙㈱ 代表取締役会長 愛媛同友会代表理事          ●とき:2009.2.18   ●ところ:米子全日空ホテル

     『同友会で学び続けて 共育・変革・挑戦する企業づくり』
        ~社員とともにお客様の感動を創造したい~

     <報告者> 服部製紙株式会社 代表取締役会長 服部 豊正氏 
                              愛媛同友会代表理事

 大正3年手すき和紙製造業としておじい様が創業。後を継いだお父様が、昭和42年トイレットペーパー業界に果敢に挑戦するが、これが苦労の始まり。3Kの仕事で人が定着しないなど、自社のあらゆる弱点に悩み続ける。
 約30年前に同友会のある会合に誘われ、たまたま現中同協副会長である香川同友会の三宅昭二さんの報告を聞き、「自分もあんな風に社員さんがいきいきと働いている会社を作りたい」と思い、同友会に入会。学ぶことの大切さに気づき、20年以上に渡り社員さんとともに会社経営の真髄を学び続ける。いまでは、社内に7つの委員会をつくり勉強会を行うほど社員共育が充実している。
 17年前に、幹部社員さんと今後の会社経営の方向性を討論する。「人間は明るいところが好きだし、快適な生活を望んでいるので、そのための商品づくりを柱とする」という結論から、「アメニティ&エコロジカルライフスタイル」というコンセプトが確定。
 消費者のニーズを、発掘するほどに敏感に察知し、「健康と環境」というテーマをもって会社経営の方向性を変革し、消費者本位の商品づくりに挑戦する。基本戦略が明確となり、重曹電解水を使った洗剤などの環境にやさしい商品や数多くの特許取得エコ商品を、ネット販売などを駆使しこの世に送り出すことを会社の使命とする。
 いまでは、sndek(スンデク)などの自社ブランド確立のため、全力を挙げがんばり続けている、との元気な報告でした。
グループ討論テーマは「あなたの会社では、共育・変革・挑戦していますか?」でした。社員さんと共に学び挑戦している元気な事例も出て、討論を通し多くのことを学びました。

                 例会グループ ㈱Mnet Corporation 渡部 正人

 

<参加者の感想>

  ◉ 共育できるようにスタッフと一緒に例会に参加したいです。
                               
◉普段と違い広い会場で発表するのはとても緊張しましたが、良い経験させていただきました。グループ討論では、もう少し近いほうが深い話ができると思いました。
 

◉グループ長とは大変なものだと気づきました。初めて会う人から話を聞きだすことの難しさを痛感しました。
                       
◉ ブランドを作って、他社との差別化をする大切さを感じました。消費者ニーズに応え、商品に自信を持ってPRする力強さを自分もしていきたいと思う。
                        
◉不景気だー、不景気だーと思うと、不景気な気持ちになってくる。
 敵を知り、客を知れば、おのずと答えは出てくる??
                            
◉委員会の立ち上げを通して、会社の活性化をされていのを聞いて、対話がやはり大切だと感じました。
                          
◉「あなたの会社では共育・変革・挑戦していますか?」のテーマのもと話し合い、
 人は喜びを求めている、人に喜ばれることに挑戦することで共に育ち変革につながっていくのではないかということでした。

  ◉グループ討論で「人は喜ばれるために生まれてきた」という発言があり、このキーワードを基に経営していけば挑戦し続けることができるのではないかと思いました。
                    
◉ 社員が学んでいく場を、仕掛けを作って変革を目指します。
 お掃除をしてみます。ありがとうございました。
                      
◉ コンセプトを明確にすることで、やるべきことが見えてくる。目標・目的を共有すること、教育を共にすることの大切さを改めて強く感じました。
                          
◉ 「共育・変革・挑戦」
  ・コミュニケーションが取れていないと事故につながる。
  ・成功するには・・・導いてあげる、目標を定める、トップからの情報発信では依存型に   なってしまう。楽しい自分を描きながらどうすればよいか個人で考える。(目標設定)
  ・リーダーとしてしっかり組織に立つ。
                   
◉「共育」C(コミュニケーション)「チャレンジ」C「チェンジ」C「チャンス」Cの
 4Cサイクルが『新しい商品』と『元気な社員』を継続して作り出し続けるということに気づかせていただきました。百年に一度のチャンスなので百年に一度の成果を目指したいと思います。
                          
◉ チェンジとチャンスは一字違い、チェンジはチャンスになるという言葉は会社で使いたいと思います。過当競争に巻き込まれない為のブランドの確立ではなく、お客様に喜んでもらう為のブランドの構築なのだと感じました。
                          

  ◉ 不況の中でもチェンジする。やって見なければ良かったか悪かったか分からない。
 チャレンジすることによってチャンスが見えてくる。
 凡時徹底は我社でも今年度の方針にしています。当たり前のことを当たり前にできる社風を築き上げて行きたいと強く感じました。
                        
◉時代の流れに沿って変化せねばなりません。例会での異業種の方々の話はヒントが多く大変参考になります。今後も例会に参加して行きたいと思います。
                  
◉社員と共に学ぶ場所が同友会。私の会社では私だけが同友会などで学ぶことができるが、店長たちが学ぶ環境がないため、今後オブザーバーとして連れて来て、共育を目指したいと感じました。
                  
◉服部会長の環境・省エネ対応製品の開発はすばらしいと思いました。常にアンテナを張り、研究された結果だと思います。
 グループ討論の最後に「米子の特産品って何?」
   白ネギ?氷温? ⇒ これだと自信を持って言えるものかな!!
                 ↓
 同友会として、これが米子の特産品だといえるものを考え、作りましょう!
                            
◉服部製紙の新分野への転換・挑戦を実践しておられ、希望をいただいた気がします。
 我社は建設業です。他業種以上に厳しい情勢ですが、業界自体の硬い体質から変革には骨を折っている状況です。他業種との提携が良いと思っていますが、良ければアイデアを頂きたいところです。
                           

  ◉大変勉強になるご報告でした。不況だからチャンス!チャンスをつかむには変化し続けること!!この言葉が本日の一番の気づきです。
 今こそ社員と共に行動し、理念経営を行う必要があると感じました。久しぶりに例会に参加させていただき、改めて同友会の良さを感じ、元気になりました。
                           
◉今日のテーマの話し合いの中、共育・変革・挑戦で、特に共育(共に育つ)・変革、この件について自分に当てはめれば、社員とともにこの問題を考え実行に移し、今の状況を変えて行くようにしたいと思いました。
                         
◉ブログを通して感謝のコメント・クレームの話がありましたが、当社もそろそろ立ち上げの時期ではないかと検討中です。お客様から意見が頂けるのはとても嬉しいことです。その逆もお話にあったように改善のチャンスをいただくという意味では嬉しいことです。社内のクレーム、社員のクレームも同じように受け止めて改善していきます。そしてウエブでPRしたいと思います。
 それとMVPのお話にあったように、社内でも良い発言をした者は何かしらバックをしたいと思いました。
                          
◉社員と共に学ぶ「共育」再認識しました。「社員が伸びないと会社は伸びない」を頭に入れつつ「社員が元気で笑える雰囲気の会社」になるようにし、常に明るく前向きに頑張っていきたいと思います。
                          
◉ ・価格競争に向かわない → 品質管理・クレーム対応をしっかりすること。
 ・社員が自ら動く → その仕組みを作る。
 ・不況といわれる真っ只中、今年がチャンスと言い切れることの裏付けがある等、当たり前  のようですが実践できない、しない自分がいる!評論家になっていると気づきました。
           
◉業種がそれぞれ異なる中でいろいろな話を聞き、その箇所はわれわれの業種でも何か出来るかも!?と思えるお話もあり、有意義な時間をすごさせていただきました。
 考える事、思ってる事はほとんど同じだと思うのですが、その糸口が見出せない状況でみなが考え込んでいると思うのですが・・・
 オバマ流の「Yes、We can」「我々なら出来る」の気持を今年一年持ち続けたいと考えています。

  ◉『経営者・社員の方と共に同じ「ベクトル」で同じ方向を目指しながら、コミュニケーションを深めながら仕事が出来る環境があればすばらしいですネ』そのような感想の方が多く、皆さん各自(各社)で努力されている事に感銘しました。
その為にも、やはり「経営指針」は必要ですネ~。改めて実感しました。
                        
■オブザーバー

◉ 今回,初参加させていただき、いろいろなお話を聞かせていただき、改めて考えさせられる点が見つかり、次回もぜひ参加させていただきたいと思います。
                       
◉ 今いる会社が今よりもっと良くなるために、今どうすればよいのか?共育・変革・挑戦のテーマに基づいて話し合い、活気のある会社、楽しい職場づくり、その他のいろいろな意見を聞くことが出来、とても有意義な例会であったと思います。今後の自分の進む方向の印が見えたような気がしました。
                          
◉どんな場合でも、自らを“気づき”をすることは必要です。今日一日“気づき”をさせて頂きありがとうございました。
                   
◉ メンバーに恵まれて楽しかったです。共有できて良かったです。
 会社で夢を語り、挑戦していこうという意気込みがうれしかったです。
                   
◉他の会社の方々の会議についてお聞きしました。いろんなお話が聞けてよかったと思います。本日の会で自分は特に「変革」というものをテーマにして仕事をしていきたいと思いました。
                            

  ◉「社員が生き生きと働く、そんな会社をつくりたい」という目標を持って進んでいきたいと思いました。
                
◉服部会長の話で、人口減少の中で本当に消費者に喜んで頂ける商品を作って、価値を高める必要がある。大量生産には限界があり、次の新しい展開が必要になってくることがよく理解できた。
                    
◉今、うちの会社に「共育」が足らないことが分かった。本日参加してよかった。
                  
◉服部講師の経営理念としての「アメニティ&エコロジカル」「紙と水」は、とても良い着眼と思う。講演内容はすばらしい内容だが、心に響く感じがなかったのは私の心の問題かもしれない。
 グループ討論のテーマは「具体的」なものがよいと思います。的が定まらないこともありますので。
                   
◉初めて参加させていただきましたが、普段お話しする機会の方々と共に討論でき、勉強になりました。各社さんで取り組んでおられる教育、ミーティングなど、とてもユニークで参考になりました。会社(自社)では気づかない点がたくさんあり、今後にいかせていけるよう頑張りたい。
                         
◉人財づくりの大切さとコミュニケーションの重要性を、改めて重要であると感じました。会社のベクトルを合わせるとやるべき事は可能になると確信した。
又、異業種の方々との討論で様々に工夫しておられる様子が分かり大変参考になった。今後も共に学び共に成長していくことが必要であると再認識させていただきました。ありがとうございました。
               

  ◉人の話を聞く事は、何か身になるような気がします。テーマを決めればいろいろな方法、進み方がわかっていくように思います。ただ、なかなかテーマを決めるのが難しい。今日は良い勉強になりました。気づかせていただきました。
                      
◉・会社の中でのモチベーションアップのためには、明るく笑顔が大切。
・個人のスキルアップ → 目標設定を明確に行う。個人的な目標を一緒になって考えることで、それぞれが向上するきっかけになる
・共に学び共に成長する。
・何事も自分の中に答えがある。フタを開ける方法を共に考えることで自分自身が動き出すことが出来る。
自社の足らない部分が多少見えてきたような気がしました。

◉服部会長のお話を聞いて
 ・買うのは女性だ!! 女性の活用は大切。
 ・ブランド力を商品につけることが大切。
・品質管理をきちんとすることが大切。
クレームはすばやく、きちんと対応する → チャンスになるかも
グループ討議
 「人間は喜んでもらうために生まれてきた」誰もが本能を持っている。そのことを知って生きていけばおのずと答えがついてくるはず。
                       
◉皆さんが今後の会社経営のため、少しでもヒントを見つけだそうと真摯に努力されていると感じました。服部会長の報告で「変化していくからチャンスが生まれる」というお言葉が非常に印象に残り、これからの自分のモチベーションアップのため心に刻むことにします。
 何事も徹底してやることから変化していくのだと気づきました。するにしても一人でするか、全社員でするのか違いが大きな違いとなる。新しい情報との出会いが新商品につながる。
                 
◉本日の服部会長の話をお聞きして、オンリーワン的な製品を商品化された技術について感銘を受けました。特に、消費者の中にヒントがある事が参考になりました。世の中が求めている自然の流れをうまくキャッチできる能力が、会社を左右することを学びました。又、女性の起用が大切である事は同感であります。
 本日も有難うございました。
                     

補足説明と質問に回答中の服部会長

 

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