７月例会　報告のまとめ

いかに従業員さんにやる気を出させるか・・・・

鳥取県中小企業家同友会７月例会報告まとめ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００８．７．１７

　　　　　　　　　　　　『毎日が社員との“真剣勝負”』　　
　　　　　　　　　　～コシのあるこだわり麺やのこだわり経営～

＜報告者＞　㈲ウエストフードプランニング 代表取締役 小西 啓介 氏
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　香川同友会理事 中讃第２支部副支部長

　同友会理念にこだわらない、ご自身の失敗談を中心に、みなさんが共感しやすい報告でした。
　小学生の時、親族や友人の親御さんを見て、将来社長になろうと決意。小さい頃からいろいろなアルバイト経験を積むが、平成１０年、２６歳の時、皮肉にも一度も経験しなかった飲食業のうどん屋を、わずか半年の修行で創業。３年目、２号店出店後に苦労をしたが、味をよくしてお客様のお腹を満たすのは当たり前、「心」をも満たす経営で、４店舗すべてが右肩上がりの業績となる。
　しかしながら、従業員さんが定着しないなどの問題があり、職人レヴェルでの経営しかして来なかったことに気付き、平成１７年２月に同友会に入会。即役員となり、小さい頃から嫌いであった「学び」の機会が増える。
　「従業員さんと同じ方向を見たい」との思いから、平成１８年に香川同友会の第１期経営指針をつくる会に参加。その際、従業員さんを経営指針つくりに参加させたため、従業員さんに考えさせているようで実は悩ましていただけであったことに気付く。
　いろいろ苦労をしたが、最終的には「こだわり麺やはみんなを元気にするうどん屋です」というわかりやすい経営理念が完成。いまでは、従業員さんから気付かされる事例も多く出るほど、この理念の浸透により、従業員さんが成長していることに満足している。
　そして、組織経営における経営者に必要な能力は「いかに従業員さんにやる気を出させるか？」であることに気付き、ますます元気な「本気の集団」つくりに取り組みたい、との報告でした。
　グループ討論テーマは「あなたの会社では、どのようにして従業員さんに本気（やる気）・元気を出させていますか？」でした。元気が一番である、という力強い意見を多くいただきました。

　　　　　　　　　　　　　　例会担当グループ　㈱Mnet Corporation　渡部　正人

補足説明・質問回答中の小西さん