同友会ニュース−活動報告
鳥取支部準備会 新春1月例会 報告のまとめ
社員とのコミュニケーションで信頼関係づくりを
<報告のまとめ>
「経営指針の発表で、社員と方向性を共有」
~社長の仕事は全社員とのコミュニケーションによる信頼関係づくりから~
報告者:(株)フクトヨ 代表取締役 福原 弘之 氏(岡山同友会理事)
・フクトヨの創業はサッシ屋として開業されたが、時代と共にリフォーム部門を手掛けるようになっていった。福原氏は4年前に2代目社長として父親より引き継がれます。10年前大手企業を辞め入社されるが、以前の職場とのギャップが相当ありコンピュータを使った資料作りの取り組みを始められます。
・業績が下がりこのままでは駄目と、自分が社長になり改善をしようと決意されます。しかし成ってはみたものの何も解からずバタバタするばかりで何も出来ないでいた頃に同友会に出会い経営指針成文化セミナーに参加され、自信をもって作ったはずの経営理念を「心がこもっていない」と一喝され目覚め気づかれます。
・今まで知らなかった創業に至った経緯など会長とよく話す機会を増やして、再度経営理念を作り社員さんへ発表されます。そして経営指針を掲げ、各部門が目標を立て、結果を書面で報告する仕組み作りをされます。資料づくりが出来るようになると発表の場として朝礼を使い言葉で表現をする訓練をされます。話すことが慣れてくると会議の内容まで変化が現れるようになり会社に活気が出る様になった。
・社長と会長の意見の違いから会社を辞めたいと言う社員が出始め、指示・判断を社長の一本化で統一することで社員の心を掴むことが出来、又自分自身も変わることができ、社員との信頼関係が築けた。困難な局面も越えられる自信もついてきた。今後は個々の「普通」というレベルを皆で標準化してレベルアップをすることに心がけておられると報告された。
○グループ討論テーマ「会社の理念を社員へどう伝えてますか?」
グループ2班を組んで活発な討論・発表をしていただいた。
報告:鳥取支部設立準備会
東京印刷㈱ 近藤 康之