同友会ニュース−活動報告
『中堅社員研修』の報告
どういう時代に生きているか考えてみよう
鳥取県中小企業家同友会
『中堅社員研修』報告
●開催日 平成19年11月7日(水)10:00~16:30
●場 所 米子コンベンションセンター5F 第4会議室
●参加者 9名(会員企業の社員8名、会員1名)
●講 師 蓮見 成男氏(中小企業家同友会全国協議会事務局長)
「かけがえのない人生を人間らしく生き、働くために~ 新しい仕事をつくり、地域をつくるのは中小企業です」をテーマとした、中堅社員研修が開催されました。
人間は幸せになるために生きる。幸せは、他者、地域、社会のために働き、生きることで実感することができる。自分を成長させる働き方、お客様を幸せにする働き方、地域を豊かにする働き方について共に学んで、共に考えました。
研修は、参加者が2グループに分かれ、自己紹介を兼ねたグループ討論から始まりました。仕事紹介、会社紹介、私の生きがい・働きがいというテーマも交えて討論し、討論内容の発表を行いました。
次に、蓮見氏による以下のような内容の講演を行いました。
(1)どういう時代に生きているのか考えてみよう(食糧問題、環境問題、市場原理万能の流 れ、地域のこと、人間および人間関係の破壊)
(2)働くことを好きになろう(働くことの意味、4つの喜び、一人前の社会人とは)
(3)経営理念をよく理解して働き方の中に生かそう(経営理念とは、精神労働と肉体労働)
(4)コミュニケーションを豊かに(人間と深くかかわろう、人間は連帯の中にいる時に幸せを感じる)
(5)学ぶことで人間らしく生きよう~学習権ということ
講演の最後に蓮見氏は、「地域をつくり、仕事をつくり、文化をつくるのは大企業ではなく 中小企業であり、そこに働く皆さんである」と締めくくられました。
講演を受けて再びグループ討論。テーマは「地域で新しい仕事をつくるため、新しい生活文 化を生み出すため、新しい地域をつくるために、自分の仕事をどう見直すか、生活者として どう見直すか」というもので、参加者の方々は真剣に、熱心に討論を行い、討論内容の発表 を行いました。
研修に参加した皆さんが、翌日からの仕事の中で経営理念を生かし、会社と地域社会の発展 に貢献し、豊かな人生と地域をつくるために行動してくださることが期待されます。
<報告>会員共育担当グループ
担当副代表理事 大木 隆 (大木社会保険労務士事務所)
【 参加者の感想 】
・経営理念の重要性が分りました。今後は会社の経営理念をしっかり理解して、会社のために貢献できるよう努力したいと思います。
・地球、環境、地域など社会的事項に常に関心を持ち、生き方、働き方、地域とのかかわり方を主体的、自主的に考え行動することで人間は成長することを学びました。
・異業種の方とのグループ討論というのは初めてで新鮮でした。
・明日からは本日の研修を基本として会社及び地域全体のことをよく考えていこうと思います。
・地域の良さを知ることで自分たちの仕事に活かせる何かを見つけ出せるのではないかということが勉強になりました。
・地域の企業が互いに連携し合い、小さなことからでも何かを始めていくことが重要だと思います。
・お客様の本質的なニーズを見極めるなど、新しい視点で仕事に取り組む助けとなりました。
・今日知り合った人達との出会いを大切にし、今後も何かの形で関わり合っていけたらと思います。
以上
大木副代表理事の挨拶で開会
研修中の受講生の皆さん
研修中の受講生の皆さん
グループ討論中の受講生の皆さん
グループ討論の受講生の皆さん
グループ討論発表
グループ討論発表
蓮見事務局長からの補足説明
蓮見事務局長より補足説明