同友会ニュース−活動報告
米子支部8月例会 報告のまとめ
備えと必要な行動の大切さ
●とき:8月19日(火) ●ところ:米子コンベンションセンター
『地震災害による原発問題にダム水害 !!
まだ見ぬ未来の災害にあなたの会社はどう備える?』
~あなたの企業が果たすべき役割は?~
報告者:松井 清充 氏 中小企業家同友会全国協議会 専務幹事
地球全体が氷河期に向かっている中での温暖化が進んでいるため、気象のバランスが崩れ、先日の福知山、徳島の水害のように、どこでどんな災害が起こってもおかしくない時代。東日本大震災の被害企業の事例及び過去(阪神大震災、新潟県中越大地震)の教訓を例に、備えと必要な行動の大切さを伺いました。
危機に対して企業として何を備えるか?
1、日常に取り組んでおくこととして、基本は日常的に経営指針に基づく経営になっているかどうか、改めて経営指針を見直し、自社の存在意義や事業で見える化し、経営理念を全社員と共有すること。
事業継続計画BCPの作成をすること
一番大切なこととして、社内で「何を守るべきなのか」「命と継続の種」は何なのか?日頃から話をし、決めておくこと。
2、震災にあってなすべきことの順として
①命の確保の行動
②スピードをもって企業存続の行動、とにかく手をあげる、雇用を守る宣言、復興計画書の作成(手書でも)
③ネットワークの活用(人の力)同業や地域とのネットワーク発揮
④補助金、政策の活用
⑤2次・風評被害対策 (HPでの発進はできるなら直後)
⑥再建に向けての対策
3、各大震災からの教訓として
①「地域に貢献する」など理念に基づいて自立的に動く社員をつくっておく
②経営者の姿勢が問われる「命を守る」「雇用を守る」という一言が人を動かす。一番大切なことは、「社員の雇用と生活を守る」決断。
報告:株式会社 ヨシケイ山陰 高塚 晴子
グループ討論テーマ:『災害の時、地域の為あなたの会社は(あなたは)何ができますか?』