同友会ニュース−活動報告
米子支部 10月大例会 報告のまとめ
人と人との出会いが大切
●とき:10月22日(火)18:30 ●ところ:米子ワシントンホテルプラザ 2F
『 人を生かす経営を目指して 』
報告者:(株)コダマサイエンス 代表取締役 小田 隆弘 氏
島根同友会 代表理事
悪い社長、普通の社長、良い社長、今回の報告をお聞きになって皆様はご自身がどれに当てはまったでしょうか。この度はコダマサイエンスの小田社長に7年ぶり、米子では2度目のご報告をして頂きました。
天災、災害、何が起こるかわからない昨今。つぶれない会社とは何か。小田社長は万が一、仕事が出来ない事態に陥ったとしても1年間は給与を払い続ける体力を持った企業になりたいと。本当に強い会社とは何なのか。まだまだ難しく答えの出ない問いだと言われました。
皆様の会社に経営指針はありますか。皆様は何のために経営しておられますか?簡単なようでも、この問いに即答できる方は少ないと思います。
人は「自分はここで働いていても成長できない」と思った時に会社を辞めます。2:6:2の法則というものがあり、組織で全体の2割は出来る人。6割は普通の人。2割は出来ない人に分類されると言われます。最後の2割の人に辞めてもらうのは簡単です。しかし彼ら「自社だけでしか通用しない人」を「自社内のみ限定のエキスパート」として残って続けてもらいたい。曲者揃いだが、私はその2割の皆が大好きだと笑顔で語られる小田社長はとても印象的でした。
人を生かす。人と人との出会いが大切だと言う小田社長。この話からもコダマサイエンスの社風がよく見える瞬間だと思います。最後に、小田社長が目指す会社。共有したいという言葉を紹介されました。以下、全文を掲載します。
『●ひとりひとりがこうなりたい、こうしたい、と夢を語り、きびきびと動きまわり、挨拶と笑顔が絶えない、いつも綺麗、清潔で、整理整頓されている。
●会社と仲間が、ひとりひとりを大切にするから、ひとりひとりもお客様を大切にする。
●親切だな、と言ってもらえる、こんな会社が私達の住む所に出来ればいいな、とお客様に言 ってもらえる。
●どうすればもっとお客様に喜んでもらえるかをみんながいつも考えている。
●仕事を通じて、自分が成長する楽しみを感じられる。
●あの会社へ、うちの人は、うちの子は勤めているんだ、と家族に自慢してもらえる。
そんな会社を作っていきたい。そんな仲間と共に仕事がしたい。
そんなチームを作っていきたい。と私は思います。』
是非、皆でこうありたいものです。
グループ討論テーマ「人を生かす経営とは」
グループ討論は「人を生かす経営とは」をテーマに議論して各グループ大変盛り上がりました。続けて小田社長は言います。社長自身が成長すれば社員も必ず成長する。社内をオープンにすれば社員の視野は広がってどんどん賢くなる。会社は社会の公器である。会社に関わる社員が幸せになって成長するための道具であると。静かに、そして熱く語って頂きました。
報告:例会委員会 (有)福島商店 福島 正剛