同友会ニュース−活動報告
第8回定時総会・記念講演
第8回定時総会開催
■日 時:2011年4月27日(水) 受付/16:30 開会/17:00 閉会/21:15
●「定時総会」 (17:00~17:45)
●「記念講演」 (18:00~19:30)
●「懇親会」 (19:45~21:15)
会場 :レストラン ル・ポルト(米子コンベンションセンター1F)
■会 場:米子コンベンションセンター 6F 第7会議室
設立7年目を迎えた鳥取県中小企業家同友会は、2010年度の活動として地域になくてはならない企業づくりを目指した第1期中期ビジョンの2年目にあたり、ビジョンの検証と実践の総括を行いました。
さらに2011年度に向け、日本経済に深刻な打撃を与えた東日本大震災を契機に、一層危機管理を念頭に置いて本業の経営にあたり、経営者の責任と覚悟をもって「地域と共に歩む」という同友会理念を実践し、地域の期待に応えられる企業と同友会をめざすことを確認しあいました。
第8回定時総会 記念講演
●「記念講演」 (18:00~19:30)
『同友会のおかげで成長させていただきました』
<講師> 株式会社サンフォート 代表取締役 山城 真一氏
徳島同友会 代表理事
高知生まれ、大阪育ちの山城さんは就職活動中、創業者藤田氏の商法に触れ感動、当時創業7年目まだまだ無名の日本マクドナルド本社に直談判、そして採用されます。12年間の本社社員経験後、縁もゆかりもない徳島へ単身乗り込み、フランチャイズ店の店長に。当時はアメリカ式経営手法「マニュアルとシステム」で従業員を使用、同友会に入会し経営理念を成文化しますが、しばらくは「秘密の理念」…、そして経営はうまくいきませんでした。
2005年の100円マック出現、「このままマックでいいのか?」山城さんは、倒産の危機に遭遇、進路を悩みます。その時地元徳島で青全交が開催され、
ある会員との出会いがあり「100年続く経営」を決意し、山城さんに変化が…。
翌年、徳島同友会代表理事就任、日本マクドナルドFC化宣言(直営を30%まで縮減)と大変化が続く中、理念経営をスタート。経営指針に合わない社員が大量退職しましたが、「経営指針の学び方を変えねばならない!」と理念経営主軸を貫く内に、理念の一つ「社員・クルー共に育ち成長します」が社員に浸透していきました。
社員一人一人が自らの使命感を文章化した「ミッションステートメント」、お客様の名前を覚える、積極的に子供に声かけ等実践する内に社員にファンのお客様がつき、働く喜びが店内の活気へと広がっていきました。
もう一つの理念「徳島の発展に寄与します」も実践中です。「幸せの見える社会づくり」地域と共に発展が自社の原動力!と語る山城さん、地元の小中高大学生と関わり続けてきました。毎年7500人の「新一年生に防犯帽」を配ったり、「働く意味を実感出来る職業体験」プログラムをシステム化しアルバイト学生がコミュニケーション力を成長出来たことに家族から感謝の手紙を頂くなど家族ぐるみのファンが生まれ、山城さんの店づくりと共に幸せの見える社会づくりを着々と進展されています。
困難から逃げず、経営者が自ら変わり、社員が変わり会社が活性化、お客様や地域の発展に寄与する実践を浸透する内に地域やマクドナルド本社とも共に発展しあえる関係が成長中です。
また一つ、同友会仲間の実践報告に気づきと元気を頂きました。
報告:例会委員会 美保テクノス㈱ 清水 勉
質疑応答