同友会ニュース−活動報告
米子1月新春例会 報告のまとめ
存在意義のある発展をし、地域になくてはならない会社にしたい!
とき:1月13日(月)18:30~21:15 ところ:米子コンベンションセンター
『経営指針成文化で、社員と共に育つ経営姿勢に変えた』
<報告者>エレックス(株)代表取締役 宇佐見 明氏 鳥取同友会代表理事
昔はコックになりたかったと言う宇佐見氏。帰省して、親である社長と仕事を共にしますがお互いの考えが合わず意見がぶつかる日々。社長と違い、自身には創業の経験が無いことを悩みながらも良い会社にするため努力を重ねていきます。
しかし自分が経営者になり、これまでの経験で何とか経営を維持するも社員同士の議論にも停滞感が漂い、社内からも不満の声が聞こえてくるようになります。そんな中、専務が会社を辞めると言い出し、会社は存続の危機を迎えてしまいます。
そんな時、同友会に出会い入会。そしてすぐさま経営指針成文化に参加。
果たして今まで社員と本気で向き合っていただろうか?と自問し、今までの自分が「身内の勝手」経営になっていたことに気が付きます。このままではいけないと奮起。経営指針を策定し、全社員が自立して理解・納得し、主体者となって働くことのできる企業を目指して動かれます。
私も父が社長をしているので自分に置き換えてお話を聞かせて頂きました。「こんな今だからこそ、まず安全を第一に」、「上に立つのなら言いたいことは極力押さえて聞き上手になれ。」「社長の給料には社員からの「聞き料」が含まれている。」「トップが現場で陣頭指揮を常にとって周囲を正しく見れるのか?」「社長が本来すべき仕事は?」「社員のスキルアップの場を奪っていないか。」「発言の価値は誰にでも公平である。」など、他にも基本的だからこそできていない部分に本当にたくさんの気付きを頂きました。
存在意義のある発展をし、地域になくてはならない会社にする!と言う氏の熱い想いは時間内で語りきれず、全部を聞くことができなかったのが大変残念です。次回報告をして頂ける際には、また違った視点からの話を交えてしっかりと聞かせて頂きたいと思います。
報告: 例会グループ ㈲福島商店 福島 正剛
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