同友会ニュース−活動報告
鳥取支部準備会11月例会 報告のまとめ
お客様の癒しや安らぎの場となり、明日への潤いや活力をもたらす本屋をめざして!
『経営者が変われば社員も変わる、そして会社が変わる』
~同友会の学びから 受け入れることの大切さを知った~
<報告者> ㈲ヒロシゲ文庫 代表取締役 三宅 誠一氏 (みやけ せいいち)
岡山同友会 理事・倉敷支部 副支部長
《報告のまとめ》
鉄工所経営から書店経営へ、銀行からの紹介と自らが本を大好きということで転換。
リサーチをしてどうしようかと迷って相談したとき、「後ろ向いては何もできない。前向きにいかないと何もできませんよ。」と言われて決心されます。
本が好きでよく本屋に行っていたから、本屋に対する不満があり、その点を実践努力した。
2年位して売上が上がって採算が取れるようになってきたころ、自分が陣頭指揮をとってやってきたが、店長など社員の退職が続いた。それはすべて社員が悪いと思っていました。
経営指針成文化セミナーに参加して、これではいけないといろいろ気づきがあり、また、「命の電話」に参加したとき、人の話をよく聴く(傾聴)・人をそのまま受け入れる(受容)ことを学びます。そして徹底的に聴くことに徹する。それまでの指示・命令は、傾聴、受容に変わり、社員をパートナーとして接するために、傾聴と受容に努力されます。
それから社員に対し、「笑顔を心掛ける」「ありがとう」「ご苦労さま」と直接声に出して表さないとダメと気づき、それからは「笑顔」「ありがとう」「ご苦労さま」を連発するようになります。認めてあげる、褒めてあげることが大事で、社員も少しずつ変わり始め、不満等での離職者もなくなりました。
又、非行・問題児には6つの「してほしい」があることを知り、「話を聞いてほしい」「わかってほしい」「一緒に居てほしい」「助けてほしい」「認めてほしい」「褒めてほしい」の6つで、社員も全く一緒だと思いました。
スタッフの心を聴いてあげないと離れていくと実感し、今では自己開示しながらスタッフと一緒にやっていくという姿勢になりました。
全国の書店数がここ11年間で3分の2に減り、店舗面積は増えるという大型店化の中で150坪の店でどうして生きていくのかということで、経営革新として「待遇、接客力」を認めてもらい、社員との繋がり、お客様との繋がりを実践努力するように変わってきたと語る前向きで謙虚な三宅さんの報告でした。
塩谷エンタープライズ㈱ 塩谷 眞司
報告に先立ち、宇佐見代表理事より挨拶。
11月例会
グループ討論テーマ「自社を取りまく経営環境変化の中で、何を経営革新していくのか?」グルー討論発表
グループ討論発表
グループ討論発表
質問の回答中の三宅さん
補足説明中の三宅さん