同友会ニュース−活動報告
米子支部1月新春例会 報告のまとめ
従業員の教育のポリシーは自らの失敗から学べ
●とき:1月15日(木) ●ところ:米子コンベンションセンター
『カットも出来ないのに、美容室を経営?』
~スタッフは大切なお客様~
報告者:有限会社 プラスペリティ 出口 敦教 氏
鳥取同友会 鳥取支部副支部長
カットができないからと、あえて経営、従業員のお世話と裏方に徹し、従業員が気持ちよく働ける環境づくりに力を注ぐことを常に考え続けた結果、現在の経営システムの導入であり、「社員を大切にせざるをえない経営」を真剣に実践することで最大限の成果を上げることが出来ていると話された。
他の経営者は、自らの報酬をしっかり取り、そこから経費を差し引き、残りが従業員の給与と考えがちである。出口さんの場合は、売上から、経費を引き、次に従業員の給与を支払い、最後がご自身の取り分とされている。
常識を覆すような考え方で、まるで魔法のような、ボランティアのような感覚に受け取れました。まず、経営の方法と考え方が根本から違う気がしました。
今は、自分の利益を考えず、組織を拡大・安定させその先で、ゆっくり、じっくり報酬を取っていければと考えておられ、とてつもなく戦略的であり、経営者の器の大きさを感じさせる経営者ではないかと感じました。
最後に話されたのは、従業員の教育のポリシーは自らの失敗から学べ、すべては自己責任だと。経営者の責任は従業員と経営者のベクトルを同じにしていくことだと、成功に裏付けられた重い言葉でした。
多くの経営者に一石を投じる貴重な報告、ありがとうございました。
報告:スター・プランニング合同会社 長谷川 博崇
グループ討論テーマ:『あなたの会社は、社員のことをどこまで考えていますか?』