同友会ニュース−活動報告

第1回鳥取県経営研究集会 基調講演 報告のまとめ

基調講演

               『地域の未来を創造する同友会運動』

             ~同友会で何を学び、どう実践するか~

              株式会社 ヒロハマ 代表取締役会長 広浜 泰久 氏
                      中小企業家同友会全国協議会 幹事長

 まず初めに、真面目に学んでいても、実際の経営に結びついてない、実践につながらないという会員の声をよく聞くが、自分は例会で良い話を聞いてから、それを確実に実践に結びつけるための工夫を数多くしていった、実践しようと思ったらなんらかの工夫をすることが大事であるとされた。

次に「鳥取創生」に向けて、最終的には県内総生産を最大限増やすしかない。そのためには、地域の特徴を最大限生かし、社員一人一人の素晴らしさを最大限生かすことが大切である、最も効率的な分業の仕組みで喜びを作りだしていくことが経営であると話された。

   次に企業の存在価値について、商圏人口×頻度×客単価で売上が決まるが自社はどこを狙うのか、お客さんのどんな思いにこたえるかを明確にする必要がある。自分にとってのブルーオーシャンは何かを考えてみてはどうかとの提案があった。

 更に地域づくり、行政との連携について話は進み、全国の同友会で中小企業振興基本条例を制定する活動に取り組んでいるが、これらの活動により自分たち(中小企業)が主体者である意識を持てる。また、同友会と行政とが接する機会がもて、同友会に対する認知度が上がる。こんなに真面目に勉強している。地域のことを考えていると知ってもらえる機会となると話された。

   同友会の人を生かす経営、経営指針に基づく経営を自社に活かさない手はないとし、人は育てるのではなく、育つ環境を作ることが必要であり、それには①1人1人が何らかの形で志を持てる環境②志をもった人が成長していける機会③成長した人の能力が生かされる機会、の最低3つが必要である、さらに普段から数字でものを言う癖をつけることが大切であるとされた。

   確実にレベルアップするために経営指針に基づく経営をしていく。経営指針は一番普遍性の高い経営法則である。どんな組織でも機会損失があるが、経営指針に基づいた経営でその機会損失を最小限にすることが出来ると力強く話された。

 最後に、人を生かす経営、経営指針に基づく経営など、同友会ならではの学びをぜひ活用しながら鳥取創生の先頭に立って活躍していただきたいとの結びの言葉があった。
 我々が普段から同友会で学んできたことが再確認出来、これから目指していくべき方向を見事に示してもらえた大変有意義な基調講演をしていただきました。
                 報告:村山敏隆税理士事務所 村山 敏隆

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