同友会ニュース−活動報告

鳥取支部 1月新春例会 報告のまとめ

『経営指針を創る会に参加して』

 ㈲尾崎設計 代表取締役 尾崎 富美恵 氏 鳥取同友会 鳥取支部 ㈲アドセターパル 代表取締役 中井 史生 氏 鳥取同友会  ●とき:1月24日(木)18:30  ●ところ:とりぎん文化会館 第4会議室

            『経営指針を創る会に参加して』

<報告者> ㈲尾崎設計 代表取締役 尾崎 富美恵 氏 鳥取同友会 鳥取支部
     
       ㈲アドセターパル 代表取締役 中井 史生 氏 鳥取同友会 理事

尾崎氏報告

   尾崎氏は以前勤務していた設計事務所の経営者に厳しく指導を受けて設計士として一本立ちしました。鳥取東部の町村合併、姉葉耐震偽装事件、公共事業の減少などいつ終わるとも分からぬ不況の真っ只中にある建設関連業に従事しているものとしては不安な日々を漂流していました。急激な変化の時代の中、努力しているが成果が出ない。時代の変化に対応するために今までのやり方、あり方から抜け出すには自分自身が変わり、発想そのものを根本から一新する必要があると感じ、又経営者と社員がお互いに補完し合い共に手を携えて困難な時代を共に勝ち抜きたいという思いから同友会に入会されます。

  入会してから、理念と実際の経営に乖離がないような経営指針を創ろうと決意して『経営指針を創る会』に参加されます。経営指針を創る会では、思い通りの表現ができなかったり、年下の講師団からの質問に答えられなかったりすることがありました。途中で、本気で指針作りをやめようかと悩まれたそうですが、何事も途中で努力をやめたら終わりだと思い返して指針創りを継続され成文化されました。

  作成の過程で、経営者と社員の信頼関係の大切さ、後継者育成の重要性、業界の動向・状況把握の必要性に気づかれたそうです。今までは、人材育成などで待つ姿勢ができなかったそうですが、待つことも心がけるように意識が変わられています。また、決算書を分析する講義によって以前よりも財務が分かりやすくなったことも収穫のようでした。これからも問題から逃げずに向かって行くことで明かりが見えると確信して定期的に経営指針の見直しをされると語っておられました。

中井氏報告

  実質的に会社(広告代理店)を切り盛りされていた専務の体調不良により後継者として親族の会社に入社された中井氏。専務は経営を指導する間もないまま退社、自身はひたすら、営業、製作の実務をこなすのが精一杯でした。
そんな時、営業と経理の社員が退職して、一人だけになりました。その後、社員を入れて、自ら実務をこなしながら経営していましたが、身近に経営者を見ないままに仕事をしているうちに、「経営とは何ぞや」という疑問が沸々とわいてきました。

  そんな時、経営指針を作る仕組みがあるという同友会の存在を知人から聞き、すぐに入会し、『経営指針を創る会』に参加されます。指針を創る会に参加するにあたり三つの業界特有の課題「景気に左右される」「広告の費用対効果が明確でない」「クライアントの主観による評価しかない」をクリヤーすることも目指されました。
顧客と長期的に仕事をするためには、顧客の戦略を一緒に考えることだと気づき、受身ではなく、こちらから提案していく姿勢にされました。また、顧客の先のお客様のニーズを掘り起こすことが生活者への新しい価値の提供であり、自社の使命であるとも気づかれました。社員は、この使命に夢とやりがいを感じているのでモチベーションも大きく向上しているとのことです。

  そして、作成された経営理念によりブレない経営、全社員一方向に向かって一緒にやって行こうという意識を共有できると確信されていました。また、今回作成された経営指針は、すぐにできたものではなく、経営指針を創る会の期間中、指針の発表会、例会、プレ報告など同友会の活動の中で見直すたびに脱皮してより良いものができてきました。これからも何回も見直しして成長して行きますと生き生きと語っておられました。
              報告:例会委員会 鳥取紙工㈱ 長谷川 幸紀

グループ討論テーマ「あなたの会社では経営者及び社員が目標をもって行動できていますか」

  グループ討論のテーマは「あなたの会社では経営者及び社員が目標をもって行動できていますか」でした。今月は、いつもより多くの参加者があり、5グループで活発な討論が行われました。大きくても小さくても改めて目標の存在意義について考えさせられたテーマでした。

 

 

 

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