同友会ニュース−活動報告

鳥取支部 2月例会報告のまとめ

経営者としての学びの中から経営理念の必要性を感じた

  ●とき:2月22日(水)18:30~21:00 ●ところ:とりぎん文化会館

           『会社を守れ!2代目経営者!!』

         ~行動することで分かった自社の強みと弱み~
 
   <報告者> ニチラス運輸㈱ 取締役 田城 敏史 氏
                        鳥取同友会 米子支部副支部長

 リーマンショック後、売上が落ち込み、『 荷物の数が減っているだけ 』 だと思っていたが、それは違うのだと気付く。そこで、中型小ロット輸送に活路を見出す。
 売上は下がったものの、確実にお客様の数は増えていった。「社員が弱み」だと思っていたが、「ドライバーの技量」が強みなのでは?と思い始める。
 若かりし頃、ある年のお盆休み・・・ 大番頭さんからの1本の電話で、その方の業務を引き継ぐ事になった田城氏。
 しかしながら、若気の至りか、上から目線になっていて、退職者が増えていく。また、自社の社員を引き抜かれるなど、大変な状況に遭い、かなり追い込まれていた。
『何とかしなければ・・・』ある出来事がきっかけで、経営について考えるようになる。「いけるところまでいってみよう」「とりあえずやってみよう」

   『経営の勉強が出来るところがないだろうか?』と思っていたところ、鳥取同友会の存在を知る。
入会し、岡山同友会にてすぐに経営指針成文化。学びの中で、気付かれた事が多かった。
自分が行動することで見えてくる事、見逃していた事が多かったと気付かれた。
社員さんを見る目が変わったのも、また、自分が変わったのも成文化がきっかけであったと。

   また、社員さんとの会話で、深く考え始めた事があった。
「運送業って、一体、何業なんだろう?」
ただ運ぶだけではない。お客様がお客様を呼び、ドライバーさんをご指名いただく事もある。
こちらの都合ばかりではなく、お客様の要望に答え続けることによって評価され、
「ドライバー」が「セールスマン」としての役割を果たしていると気付かれた。
「運送サービス業なのではないか?」
ドライバーで勝負するんだと、「ゴールドドライバー集団」を目指すんだと決意した。            

  ・ 社員さんは強みであり、武器でもある 
・ 同友会の仲間こそ、武器である 
   
 実は、報告中にも考えていた事があった。「強みを活かして、何をもっていけばいいのか」
同友会での学びを元に、実践を積み重ね、飛躍し続けておられる田城氏。
 報告の中で印象的だったのは、常に社員「さん」と言われてた事。
非常に奥深く、有意義な例会であった。 
 時間を拡大し、思いのままを語って頂いたグループ討論。その後の発表で共通していたのは、皆様、「社員さんは強み」であるという発表だった。
                   <報告>㈲鳥取オートガラス 山根 智 

グループ討論テーマ:『強みを生かすとは?』

   

 

 

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