同友会ニュース−活動報告
12月例会 報告のまとめ
顧客が真に求めているものを売れる企業は強い!
12月例会報告のまとめ
『「製造業もサービス業」高品質経営への挑戦』
~社員はビジョンを待っている~
<報告者> ㈱オーザック 代表取締役 岡崎 隆氏 (おかざき たかし)
広島同友会 代表理事
創業1945年、大規模架橋を吊るワイヤーソケット等の特殊緊結金物メーカーの二代目社長さんである岡崎さんに福山からおいで頂き、人と人、夢と夢をつなぐ経営についてご報告頂いた。
現在では、悠々とした経営者の岡崎社長ですが、「多くの厳しい状況を乗り越えて今がある」と伺い、経営の厳しさとそれを乗り越えた経営者の強さについて改めて納得させて頂いた。「経営苦難の時代にも同友会だけはやめなかった」と言われる岡崎社長の実践報告には、同友会の凄さを理解するに役立つ事例が満載だった。
5年前、ある社員の「会社の将来が見えない」発言に『中期経営計画を発表』することで真摯に応えたことが、今では『5年後は前年からでは間に合わない、今年5年後の準備もやっている』経営に生かされ、社員が「オーザックの将来が見え、自分自身の将来が見える」ビジョンにより希望をもって働くことに繋がった。
『高品質経営』とは、顧客に支持され、社員が活気に満ちて働き、安定経営を持続する、そのように私は受け止めた。友人が経営されているレストランの大成功を見て、「ウチもお客様にどう喜んでもらうか!他社のやっていないお客様を喜ばせることの実践が差別化に繋がる」、「製造業もサービス業!」、…品質を売る、安心を売る、スピードを売る、確かさを売る、お客様の不安・不便の解消を売る、高い次元のサービスを売る…、顧客が真に求めているものを売れる企業は強いと納得させられた。
営業部部門方針には具体的な行動指針が明確に表現されており、社員対応の質がともなえば『高品質サービス』が実践される。16期に亘る全社スローガンを拝見すると会社の成長段階のようなものが伝わってくる。岡崎社長の実践報告から「顧客と社員に素直で綿密・徹底的実践の経営」について学ばせて頂きました。
グループ討論は「あなたの会社は顧客サービス向上のために今後何をしますか?」というテーマで行ない、各社のサービス事例が水平展開された。少し脱線して「どこまでサービスするのか?」の討論に、「お客様を選び、徹底的にサービスする」発言の会員が多かったように感じた。
例会担当グループ 美保テクノス㈱ 清水 勉
報告中の岡崎氏
12月例会報告を聞き入る参加者の皆さん
グループ討論テーマ「あなたの会社は顧客サービスのために今後何をしますか?」で討論が始まった。
グループ討論
グループ討論中の参加者
グループ討論に熱が入ります。
グループ討論
グルー討論の発表
グループで討論した内容について語る発表者
質問の回答・補足説明の岡崎代表理事