同友会ニュース−活動報告
6月例会 報告のまとめ
これは農業の産業革命だ!!
『夢ある農業』の創造
~農家に無縁だった経営指針から新たな展開を開く!~
<報告者> (有)スカイファーム代表取締役 川西 裕幸氏
(かわにし ひろゆき)香川同友会
<経営理念>
「私たちは、農業を通して心ゆたかな生活を創造します。」
6月例会は香川同友会より、川西さんにご多忙の中遠路おいで頂き、ご報告頂きました。
香川県高松市生まれの川西さんは兼業農家の長男として小さい頃から農業に親しみながら育ち、高校・大学と農学部に進学、卒業後は地元企業の農業部門を経て平成10年28歳のときに独立、大好物のイチゴ栽培を開始されました。
農業の協力を得ていたご両親が相次いで他界、気をとりなおして平成16年(有)スカイファームを設立されますが、今度は台風で機械や苗が水没する災害で大打撃を受けられます。様々な苦労に立ち向かいながら経営を続けるうちに、ハウス地主さんの紹介で平成16年に同友会に入会されます。
入会3年目に経営指針を創る会に入会され、赤石会長の本に感動され、「地域活性化」や「人生」、「経営」等について多くの気づきと出会われます。
「外部発信」の重要性を教わり、『何をどんな思いで作っているか』を縦2.1m横30mの大きな看板で地域発信を実践された実践力には感動しました。
また、農業においても挑戦を続けるためには、経営理念や経営計画が重要であることや社員は自主的に働く大切なパートナーであることを実感され、社員やお客様の声を素直に傾聴され、その声に応えることにより、美味しく安心の朝採れイチゴやイチゴ加工商品(こだわりクレープ、イチゴジェラート、ソフトクリーム、ジャム、フレッシュジュース等)開発に展開されていることに感銘しました。
また、経営指針を創る会メンバー等共感する同友会員に経営判断を相談等の同友会活動を積極的に実践されています。
経営指針を基盤に素直で夢ある農業経営を展開されており、将来農業の産業革命を誘発されそうな力強さを感じます。
グループ討議は「あなたにとって思いを伝えられる経営とは」をテーマに行いました。まず「経営者自身が変わり、社員や地域社会に思いを経営理念により分かりやすく発信すること」が経営革新に繫がること等を再認識させて頂きました。川西さん、同友会のお手本のような報告をして頂き本当にありがとうございました。
例会担当グループ 美保テクノス㈱ 清水 勉